prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「生きる」(テレビ版)

2007年09月10日 | 映画
「ゴンドラの歌」ほか細かいところで古くなっているところはもちろんある(たしか大正時代の曲だぞ)が、黒澤作品の基本的な発想がいかに普遍的なものであるかはわかる。役所内でたらいまわしになるのは、最近実際に体験した。
ガンの種類が胃ガンから発見しにくいすい臓ガンになっているのは、予想通り。

ただ、その細かいところが大事なので、オリジナルの演技アンサンブルがいかに凄かったかというのばかり思い出していた。
それにしても「椿三十郎」「用心棒」のリメークなど、なんか遺産の切り売りって観は否めない。


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