prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」

2007年09月04日 | 映画
ぽかっと時間が空いたので見たが(約100分っていうのは手頃)、テレビシリーズを途中でおっぽり出した者とすると、ついていけるかどうか微妙。
良く入っていたけれど、新宿のミラノ座という今では珍しい戦艦クラスの大劇場なので席にこだわらなければ十分座れる。最近はやたら日時指定制が普及したけれど、途中から入って途中から出て行くような見方もいいなと思えてきた。

あちこちにちりばめられた十字架のデザインとか「使徒」といったネーミング、死海文書といったギミック、何より「エヴァンゲリオン」って題名自体evangelism=福音伝道なわけで、別に作り手がキリスト教徒でもないのに黙示的・秘教的ムードを出す(そこがウケたのか?)っていうのは、なんかヤだな。
思わせぶりが過ぎはしませんか。

主人公がとにかくやる気がないのをなんとかエヴァに乗せて戦わせなくてならないのだから、ファンでない人間からすると、見てて結構イライラしてくる。

赤を強調した色彩設計、使徒六号のCGを大々的に取り入れた抽象的な形態のメタモルフォーゼは魅力的。
(☆☆☆)


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