博物館のちょっと気味悪い雰囲気と、骨格標本が動き出したら面白いだろうなという子供っぽい空想癖をうまく生かした。
予告編でディック・ヴァン・ダイクらしき人が出ていたので気になっていたのだが、らしきではなく当人。しかもミッキー・ルーニーと悪役仲間。調べてみると、1925年生まれだからこの映画出演時81歳、ルーニーは86歳。
ディックをキャスティングした側からすると、当然「メリー・ポピンズ」(1964)での自分が描いた絵の世界に飛び込んでしまう大道芸人役をいくらか頭に置いて、この博物館変じて遊園地になる世界に合わせたのだろう。
「刑事コロンボ 逆転の構図」(1974)の頃と、少なくともテレビ画面で見るとさほど変わっていないのだからびっくり。
(☆☆☆★)