「セルラー」の香港版リメーク。ハリウッド映画の香港リメークというのは初めてらしいけれど、サスペンス・アクションとしては近来の快作に仕上がった。
もともと「セルラー」は誘拐・監禁された女性が破壊された電話をなんとか修理してたまたまかけられた携帯の見ず知らずの持ち主に助けを求める、という、70年代だったら「激突!」風のテレビムービーになっていたかもしれない強力なワン・アイデアで全編を押し通した映画(ストーリーはラリー・コーエン)で、アイデアが強力なのでつまらなくはまずならない。
そこで満足せず、なんで警察に頼らないのだろうという疑問を警察側の事情も描きこむのと、香港映画得意のCGなしのアクションをあれよあれよとエスカレートさせて乗り切り、さらに携帯がいったん切れてしまってからまた連絡できるようになったり、いったんクライマックスが終わったと思わせてもう一発押したりと、ストーリーも大いに手をつくしている。
狭い道や崖といった地形をアクションに生かしたり、北京語と広東語の発音の違いをストーリー上の綾にしたりと、香港ならではの風俗もうまく取り入れている。エンド・タイトルのデザインなども気がきいてます。
(☆☆☆★★★)
本ホームページ
コネクテッド - goo 映画
もともと「セルラー」は誘拐・監禁された女性が破壊された電話をなんとか修理してたまたまかけられた携帯の見ず知らずの持ち主に助けを求める、という、70年代だったら「激突!」風のテレビムービーになっていたかもしれない強力なワン・アイデアで全編を押し通した映画(ストーリーはラリー・コーエン)で、アイデアが強力なのでつまらなくはまずならない。
そこで満足せず、なんで警察に頼らないのだろうという疑問を警察側の事情も描きこむのと、香港映画得意のCGなしのアクションをあれよあれよとエスカレートさせて乗り切り、さらに携帯がいったん切れてしまってからまた連絡できるようになったり、いったんクライマックスが終わったと思わせてもう一発押したりと、ストーリーも大いに手をつくしている。
狭い道や崖といった地形をアクションに生かしたり、北京語と広東語の発音の違いをストーリー上の綾にしたりと、香港ならではの風俗もうまく取り入れている。エンド・タイトルのデザインなども気がきいてます。
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