ワーグナーの楽劇や1924年のフリッツ・ラング監督による二部作で有名なゲルマン神話だけれど、ああいうやたらとモノモノしい作りではなく、テレビ作品ということもあって、ごくとっつきやすい入門編。
ドラゴンが下顎を膜状に広げたりして完全にでっかいトカゲといった造形。ゴジラまでトカゲにしたものなあ。
監督のウリ・エデルは「ブルックリン最終出口」から気になっている人だが、ホームグラウンドはテレビで(「ツイン・ピークス」も何話か演出している)、プロデューサーのベルント・アイヒンガーと組むと「クリスチーネ・F」「バーダー・マインホフ 理想の果てに」みたいに重厚な作品を作るが、それ以外だとマドンナ主演の「BODY ボディ」みたいな鳥アタマ映画を作ってしまったりする。
これも監督がどうこう、という性格のものではない。