日本映画専門チャンネルにて。
フジテレビの映画製作のパイオニアになった角谷優、と映画評論家の白井佳夫、映画ジャーナリストの大高宏雄の三氏の鼎談。
「御用金」で中村錦之助がやった役が本当は三船敏郎がキャスティングされていたのだが、仲代達矢と三船が酒席で喧嘩してしまい三船が降りてしまったのだという。
喧嘩の原因は三船が自分のプロで作った「上位討ち」(今度田村正和主演でテレビでリメークされます)の監督の小林正樹が役者が揃うまで撮影しなくて、揃ってなくてもアップだけ拾って後でつなげばいいじゃないかと自分が金銭的責任を負うわけでもあるから三船がいらいらして、その不満が酒の勢いで「あいつ(小林監督)は映画を知らん」と言い出したもので、監督を「切腹」「人間の条件」での育ての親と戴く仲代が怒った、ということだという。
大人気ないといえば大人げないけれど両者それなりに言い分はあり、映画のジリ貧ぶりをよく語るともいえる。
五社協定が生きていた時代にテレビ界からいわば殴りこみをかけた監督の名前が五社英雄、「五社」の「英雄」という皮肉。
「人斬り」での大映京都撮影所の技術スタッフの技術のすごさにはびっくりしたという。
「南極物語」の高倉健を口説くのに「海峡」の撮影現場まで行ったら、健さんは自分の出番が終わっても全体の撮影が終わるまで寒い中屈伸運動なんかしながら待っていたとかいう。こういうところで心服する人が出てくるのだなと思う。
テレビ局製作の映画が2012年のヒット作上位10本のうち9本を占めるという現状からは想像しにくい位、初期には苦労したということ。
テレビ屋は当てることばかり考えているという批判があるのにはそんなことはありませんと角谷氏。ただし当たらなかったら次が作れないのも確かというのが結論だが、映画畑からのテレビに対する反感というのは今でも連綿として続いているのではないか。初期みたいにテレビ屋が撮影現場に来ると撮影機材が上から降ってくるなんてことはないでしょうけれど。
本ホームページ
フジテレビの映画製作のパイオニアになった角谷優、と映画評論家の白井佳夫、映画ジャーナリストの大高宏雄の三氏の鼎談。
「御用金」で中村錦之助がやった役が本当は三船敏郎がキャスティングされていたのだが、仲代達矢と三船が酒席で喧嘩してしまい三船が降りてしまったのだという。
喧嘩の原因は三船が自分のプロで作った「上位討ち」(今度田村正和主演でテレビでリメークされます)の監督の小林正樹が役者が揃うまで撮影しなくて、揃ってなくてもアップだけ拾って後でつなげばいいじゃないかと自分が金銭的責任を負うわけでもあるから三船がいらいらして、その不満が酒の勢いで「あいつ(小林監督)は映画を知らん」と言い出したもので、監督を「切腹」「人間の条件」での育ての親と戴く仲代が怒った、ということだという。
大人気ないといえば大人げないけれど両者それなりに言い分はあり、映画のジリ貧ぶりをよく語るともいえる。
五社協定が生きていた時代にテレビ界からいわば殴りこみをかけた監督の名前が五社英雄、「五社」の「英雄」という皮肉。
「人斬り」での大映京都撮影所の技術スタッフの技術のすごさにはびっくりしたという。
「南極物語」の高倉健を口説くのに「海峡」の撮影現場まで行ったら、健さんは自分の出番が終わっても全体の撮影が終わるまで寒い中屈伸運動なんかしながら待っていたとかいう。こういうところで心服する人が出てくるのだなと思う。
テレビ局製作の映画が2012年のヒット作上位10本のうち9本を占めるという現状からは想像しにくい位、初期には苦労したということ。
テレビ屋は当てることばかり考えているという批判があるのにはそんなことはありませんと角谷氏。ただし当たらなかったら次が作れないのも確かというのが結論だが、映画畑からのテレビに対する反感というのは今でも連綿として続いているのではないか。初期みたいにテレビ屋が撮影現場に来ると撮影機材が上から降ってくるなんてことはないでしょうけれど。
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「イノさんのトランク~黒澤明と本多猪四郎 知られざる絆」#eiga #映画 #NHK goo.gl/alcuQ
@20foxvideo ウディ・アレン クリアファイルが届きました。ありがとうございました。 pic.twitter.com/VsBAUJcj
ウディ・アレン クリアファイルの裏面。 pic.twitter.com/zAB9PYtt
【本棚登録】『ピーター・フォーク自伝 「刑事コロンボ」の素顔』ピーター・フォーク booklog.jp/item/1/4809409…
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