prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

LAW & ORDER シーズン8 第5話「法と自由と正義」 

2013年01月18日 | 海外ドラマ
このシリーズの構成は前半が警察の捜査、後半が検察による権限行使となっていて、いわば事件が主役なため話が次々と斜め上に展開するのが常態になっていて、そのどう展開するのか読めなさ加減がまことにスリリング。
内容も描写のタッチもすこぶるハードで、シドニー・ルメットの映画を想起させるが、むしろテレビ出身のルメットの方が似ているのだろう。

ミリシア(字幕では市民軍と訳していた)が武装して銀行強盗を行う事件。
犯人たちは政府が不正・不適当だったら人民はこれを拒否できるというアメリカ独立からの基本理念を盾にして、アメリカの法で裁かれるのを拒否し、戦争捕虜として扱うことを要求する。

銃を持つ自由というのを合衆国憲法は保障としているわけだが、それは独立戦争で不正なイギリス政府を拒否して新しいアメリカ政府を樹立したように、もし政府が不正ならこれを打倒することを憲法が保障しているということらしい。

ミリシアのリーダーは、子は親より豊かにならなくてはならないというアメリカの夢が実現しない不満を煽り、現政府の不正さを訴える。
実体はただの武装強盗なのだが、この訴えを陪審が一部認め、評決不能(原題のNULLIFICATION)つまり実質的な無罪になるというのが恐ろしい。
なぜアメリカが銃社会であり続けているかという論理を端的に示した一編。

※ 馬券売り場前で現金輸送車が3人組の覆面強盗に襲われた。銃撃の末、犯人1名と警備員1名が死亡。2人目の犯人ともう1人の警備員は病院に搬送され、3人目の犯人は姿をくらました。即死した犯人マシュー・ブラントの独特のワシの入れ墨から警察は“自由の民”と呼ばれる右翼武装集団にたどりつく。

ゲスト:デニス・オヘア「アメリカン・ホラー・ストーリー」
脚本:デヴィッド・ブラック
監督:コンスタンティン・メイクリス


NULLIFICATION [ シリーズ通算 #162]

1月17日(木)のつぶやき

2013年01月18日 | Weblog

はいRT @kishaburaku: もう「橋下さんは間違いをすぐ認めて撤回するのがいいところ」とか褒めるのやめませんか?これだけ不規則発言を繰り返して、そのたびに撤回している人間のどこが偉いんですか?

小暮 宏さんがリツイート | 128 RT

@yapoono6: 故・石原裕次郎の『黒部の太陽』が初ソフト化! cinematoday.jp/page/N0049399 @cinematodayさんから 大画面で見て欲しいって、アラビアのロレンスや2001年だってとっくの昔にソフト化されてるのに。


橋下市長は、教育委員会や教師らを「敵」に見立てた勝負に勝つという意欲はすさまじいが、子どもたちの教育、子供たちの人生という視点がすっぽり抜け落ちているのが致命的。

小暮 宏さんがリツイート | 671 RT

日本の警察は優秀って言われてたんだよな(遠い目)#dig954


暴力団をつぶしすぎて警察の力が余ってるんじゃないか。#dig954


「警察こそ日本最大の暴力団だ」 雁屋哲の劇画「野望の王国」より  #dig954


公安委員会って、教育委員会とどっこいどっこい。#dig954