要するに「エクソシスト」なのだけれど、父親メインなのが違う。というより、これ見て「エクソシスト」が母娘家庭で大変なことになっているのに父親がまるっきり出てこないのに気づいた。だから自分を息子として失格だと感じている神父がその欠落を埋めなくてはいけなくなるのがすごいドラマになっていたのだが。
ここで悪魔祓いするのはユダヤ教のラビみたいだが、あまりカソリックと大差ない扱い。
怪異現象を小出しにしてつないでいくのだけれど、小出しに過ぎてダレるし、お話そのものが進行が遅すぎ。
宣伝メインのブランコに乗った女の子のイメージ↑に何か予感があるから見たのだが、出てくるのはかなり後の方なのであまり効かない。
喉の奥からとんでもないものが出てきたり、MRIで見る画像に妙なものが写るといった描写には工夫が見られる。
(☆☆★★★)