陶芸でぬらぬらした土を撫でるエロチックな感触の指がひとつのモチーフになるわけだがそれほどアップにしなくてもはっきり随所でその存在がわかるのはデカい画面の効用だろう。
文字通り百合をあしらわれたレズシーンのようないかにも耽美的な演出だけでなく、繰り返される先生の珠暖簾越しのカットや、背後に置かれた屏風に墨痕淋漓とした書などさりげなく美的。
今回のプロジェクトで唯一脚本と監督が別の人で、そのあたりロマンポルノのプログラム・ピクチャー性(分業による量産体制)を再現している感がある。
(☆☆☆★★)
ロマンポルノ・リブート・プロジェクト 公式ホームページ
映画『ホワイトリリー』 - シネマトゥデイ
ホワイトリリー|映画情報のぴあ映画生活
本ホームページ