prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「追憶」

2017年05月21日 | 映画
幼馴染の男三人がある事件がきっかけで別れ別れになったのが、数十年後の再会がきっかけで殺人事件に絡んだドラマが動き出す、となると「ミスティック・リバー」を思わせたりするが、物悲しくはあるけれど、あれほど陰惨ではない。

撮影が話題になるというのも珍しいが、冒頭の海の風景からして普段見慣れたデジタル画像とは違う微妙なグラデーションを持つ。言われなくてもわかるとまでは言わないが、言われてみるとはっきり違う。

カメラを直接する操作する英語タイトルだったらoperatorと表記されるだろう役職が「撮影者」とタイトルに出る。あまりこなれていない言葉だけれど、その末尾に岡田准一の名前が入っている。木村大作に勧められて一部回したということらしい。ユニオン制が強力なアメリカではおよそ考えにくい話。

事件そのものの捜査と解決が割と本筋にならず勝手に終わってしまうような印象を与えるのは、どんなものか。
(☆☆☆★)

追憶 公式ホームページ

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