prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ソーセージ・パーティー」

2017年09月03日 | 映画
ずいぶんあからさまだなあ、と思ってみていた。
ソーセージが男のキャラ、中に割れ目が入ったパンが女のキャラというあたりのロコツさもそうだし、スーパーの食品が買われると外=天国に行けると信じているという宗教的な寓意もそう。

ベーグルのキャラがユダヤ人のことだと思っていたのだけれど(ベーグル自体、ユダヤ人の食べ物だから)、ラスト近くで主役のソーセージがユダヤ人のこと、と解説される。ソーセージといったら豚肉で作っているはずなのだから、ずいぶん人を食っているし、白人もユダヤ人も一緒ということなのだろうか、今一つ寓意がつかみきれない。

ユダヤ人とキリスト教徒となると、あと当然イスラムということになるので、ブリトーのキャラクターが明らかにそういう造形だけれど(舌を鳴らす独特の発生=ザガルッター、日本式発音だとザガルートをしたりする)、ブリトー自体はメキシコの食べ物のはずなのがよくわからない。

思ったほどお下劣ギャグが多いわけでなく、人間が神になぞらえられている世界で、その偽物であるゆえん(ただ食うだけで救うわけてはない)が暴かれる一方が、人間同士の宗派の違いによる争いをカリカチュアライズして描いている。

ソーセージ・パーティー 公式ホームページ

ソーセージ・パーティー|映画情報のぴあ映画生活

映画『ソーセージ・パーティー』 - シネマトゥデイ



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9月2日(土)のつぶやき

2017年09月03日 | Weblog