prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ジオストーム」

2018年01月31日 | 映画
大味大作の代表格ローランド・エメリッヒと製作・脚本で組んできたディーン・デヴリンの初監督とあって、まあよくここまで大雑把な作りにできるものだと呆れるやら感心するやら。
「いいんだよ、こまっけえことは」精神の塊。

いくら異常気象だって、いきなり灼熱の砂漠や温暖な海水浴場がコチコチになるか、とか、モスクワの雪が溶けるのは「007 ダイヤモンドは永遠に」ばりのレーザー光線攻撃(なんで?)で気象関係ないじゃん、とか、あれだけ世界中が大災害に襲われまくった後で、それがやんで良かったバンザイになるってどういう神経なのか、とかツッコミ入れ出したらきりがない。

気象を人間が操れるのが当然で、コントロールが狂うのは人為的に狂わせたから、という自然観というのはちょっと信じられない。
犯人がしゃべるわざわざ災害を招きまくる理由も、まあムチャクチャでめまいがしてきた。あれだけ人的経済的に大損失出していておいて後に残る世界にいいことあるわけないのだが。

とにかく見せ場は連続するから退屈はしないけれど、たびたび脱力する。

大統領の女性SP役のアビー・コーニッシュが美人でやたら強くてどこかで見た覚えがあると思ったら、リメイク版(スタローンじゃない方ね)の「ジャッジ・ドレッド」でドレッドのパートナーやっていた人ね。あれと割と役がかぶる。
(☆☆☆)

ジオストーム 公式ホームページ

ジオストーム - 映画.com



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1月30日(火)のつぶやき

2018年01月31日 | Weblog