赤毛、というのはアイルランドの気の強い女性のクリシェ(紋切り型)なのだろうけれど、色も質感も動きもすごいものがあります。
魔女の応対が電話によるサービスセンターのパロディになっているのが傑作。
クマというのはアニメ的に愛嬌のあるキャラクターなのだけれど、ここではすごい強くて怖い一面が描かれます。
コメディ・リリーフの三つ子があまり可愛らしく描かれていないのが興味深い。
太陽が出てきて母親にかけたタペストリーの上を光がさしていくクライマックスのコンテとタイミングが圧巻。
王の跡継ぎの兄弟が国を割って争ったため国全体が滅んでしまったという昔の教訓話や、婚姻で同盟を強めようとするあたり、何やら「リア王」あるいはその映画化である黒澤明の「乱」を思わせるところあり。どちらも世界中でいくらもあった話ではあるが。
ストーリーの練り上げ方が相変わらず見事。
(☆☆☆★★★)
本ホームページ
メリダとおそろしの森 - goo 映画
魔女の応対が電話によるサービスセンターのパロディになっているのが傑作。
クマというのはアニメ的に愛嬌のあるキャラクターなのだけれど、ここではすごい強くて怖い一面が描かれます。
コメディ・リリーフの三つ子があまり可愛らしく描かれていないのが興味深い。
太陽が出てきて母親にかけたタペストリーの上を光がさしていくクライマックスのコンテとタイミングが圧巻。
王の跡継ぎの兄弟が国を割って争ったため国全体が滅んでしまったという昔の教訓話や、婚姻で同盟を強めようとするあたり、何やら「リア王」あるいはその映画化である黒澤明の「乱」を思わせるところあり。どちらも世界中でいくらもあった話ではあるが。
ストーリーの練り上げ方が相変わらず見事。
(☆☆☆★★★)
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