駅でオトシモノを拾うと、その落とし主の呪いがかかるという話なのだが、その落とし主がなんで呪いを抱くようになったのかというと別の何者かの呪いを受けて赤ん坊を「落とした」(流産した?)かららしくて、さてその別の何者かって何ですかというと、やたら死体がごろごろしているのだが、思わせぶりばかりでおよそ要領を得ない。
その何者かが住まう洞窟のロケ地というのが、他の映画でも見た覚えのある石切場らしくて、あまり神秘感がない。
シーンごとに狙いがいちいち変わってしまうようなたどたどしいつなぎ。
色調を寒色のモノトーンに落として凝って見せているのはいいとして、主演の沢尻エリカまで顔色が悪く見えてしまうのはまずいのではないか。
杉本彩が片目をつぶしたすごいメイクで出てきて誰だかわからないくらいだったが、役の方でもなんで目が潰れたのか、行方不明になった息子に襲われたらしいのだけれど、その後なんで襲われないのか、とかわからないところだらけ。
(☆☆★★)