prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「こまどり姉妹がやってくる ヤア!ヤア!ヤア!」

2009年09月08日 | 映画
歌謡映画というより、結果としてついこの間まで当然だった日本の貧しさの証言になっている。ほとんど門付け芸人の世界。どの程度この国が「豊か」になったのか疑問に思わせる。

観客たちがまた、ちょっと前の自民党の支持層そのまんまのドメスティックな人たち
で、実に濃ゆい空気を醸し出しています。


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こまどり姉妹がやってくる ヤア!ヤア!ヤア 公式ホームページ

「96時間」

2009年09月06日 | 映画
基本パターンは、ほとんどシュワルツェネッガーの「コマンドー」で、娘を救い出すためだったら父ちゃんはいくら死体の山を築いてもいいし、父ちゃんのまあ強いこと強いこと。見せ場はふんだんなので、およそ飽きさせない。

前半の情報員としての経験を生かして、異郷のパリで娘の足取りを追うさまざまな「手」はきめ細かい面白さがあるけれど、そのうちだんだん力任せの捜査になる。なんか、パリには悪者しかいないのか、という感じすらしてくる。
もともとパリは異邦人の多い場所ではあるだろうけれど、ばたばた殺される悪者の大半が白人以外であることには、注意しておく必要があるだろう。

演出は相当に荒っぽく、早い話、何度も主人公の娘らしき若い女の顔を確かめるところがあるのだけれど、麻薬漬けにされていることも多いので、娘なのかどうなのか一目でわかるというわけにいかない。
ちょっと古傷をつけるとかしておいたら、父親がその古傷をつけたのを気にかけているとか、人身売買する金持ちが「傷物」を妙に珍重したりする味付けとかできたと思うのだが。
(☆☆☆★)


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「G.I.ジョー」

2009年09月04日 | 映画
毎度のことながら、というか、映画というより映画ビジネス用アイテム。予告編だと面白そうだったんだけどねえ。
続編を作るのが前提なのがミエミエすぎて、ケツが締まらない。

イ・ビョンホンが白装束のホワイト・ニンジャ風に大暴れして、上半身裸になって割れた腹筋を見せて、なんか一人だけ目立っているのがご愛敬。戦闘用スーツに頼ってないからか。
(☆☆☆)


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「キラー・ヴァージンロード」

2009年09月03日 | 映画
こういう誇張した笑いというのは、映画というより芝居のセンスという感じ。
作られてはハズしているのだけれど、残念ながらこれも例に漏れず。
(☆☆☆)


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