秋祭りの季節ですね。
大阪は「岸和田だんじり祭り」がいよいよ始まります。
15日宵宮、16日本宮です。
14日に「岸和田だんじり祭り」の試験曳きに行ってきました。
試験曳きでも本番同様の
「やりまわし」が行われ、迫力満点でした。
勇壮な男たちの祭りに、息を呑みました。
岸和田のだんじり(地車)は
京都の祇園祭や、飛騨高山祭りのように
街のあちこちの曲がり角をゆっくり回るのではなく
加速をつけて、直角に曲がり切ります。
重さ4トン以上もあるだんじり(地車)に、加速をつけて曲がるのは
容易なことではありません。
祭りの2日間、だんじりは、決められた曳行路を何周も何周も駆け巡り
そして曲がり角ごとに、「やりまわし」を行います。
だんじりに乗って、太鼓を叩いたり、笛を吹く人。
綱を引く人、前と後ろで舵を取る人
だんじりの屋根に乗り華麗に舞う人
綱元の息がピッタリ合った「やりまわし」は壮観です。
町ごとの仲間意識と絆が強くなければ
素晴らしい「やりまわし」は披露できないでしょう。
カンカン場のスペシャルシートから
終始、ハラハラ・ドキドキしながら観ていました。
「カンカン場」は、だんじりを見物する有名な名所です。
また、「やりまわし」とは岸和田の方言で
「やって(走っていって、突っ込んでいって)回す」という意味だそうです。
まさに男の祭りですね。
2日間の見物客は、毎年50万人とも60万人とも伝えられます。
宵宮(15日)本宮(16日)共に、秋晴れであることを祈りましょう。