19日に、息子の高校時代のクラスメイトのお母さまから電話。
とっても久しぶりで、何かと思えば、急に
「ねぇ、ねぇ、明日、新歌舞伎座の五木ひろしに行かない?」ときた。
「五木ひろしィ~~??」 (私、内心気が乗らない)
「そうなの。一緒に行こうとしていた人が急に都合が悪くて」
「五木ひろしィ~~??」 (私、まだ内心気が乗らない)
「そうなの。お弁当もついているの」
「お弁当? ついてるの?」 (私、気持ち乗って来た)
「そうなの。11時半開演で、お弁当付きなのよ」
「行く、行く、行く」 (お弁当付きだものね)
ということで、前日に急に決まって、お弁当に釣られて
新歌舞伎座の「五木ひろし 流行歌100年」に行ってきました。
年齢層は高くて、友人と二人で言いました。
「私たち、ここでは乙女だわ」 (図々しい?)
気分よくして、着席して、中(昼)休憩の時に
私の気持ちを落札した新歌舞伎座のお弁当を食べながら
友人とおしゃべりして、楽しい一日を過ごして来ました。
五木ひろしの歌ばかりだと思っていたのが
日本の流行歌100年の歴史を紐解いて歌いました。
大正、昭和、平成の時代に
多くの日本人の心の歌とされた名曲を50曲。
第1部では、作詞家、西条八十(詩人)の歌を中心に歌いました。
大正から昭和30年までの歌で
倍賞千恵子が、戦前、戦中、戦後の時代の歴史的背景を語り
年代ごとに歌われていきました。
「東京ブギウギ」や「銀座カンカン娘」や「青い山脈」を聴きながら
友人と二人で、こんな歌、私たちの親に聴かせてあげたかったね。
なんて、母が口ずさんでいたことを思い出したりしました。
第2部では、恋歌から始まって、春夏秋冬の歌を歌い
そして今年8月に亡くなられた、阿久 悠さんのヒットメロディー。
最後には五木ひろしのデビュー曲から新曲までを歌いました。
久しぶりの歌謡曲(流行歌)。
お弁当に釣られて行った五木ひろしなのに
食べたお弁当のことを忘れるほど、流行歌100年は心に残った。
久しぶりに友人と会えて
会えなかった空白の時間を埋めるように話もしました。
御堂筋のイチョウが青々と、清々しい秋晴れの一日でした。