マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

地蔵盆

2024年08月24日 | イベント・行事

 

今日のフォト。 お地蔵さん物語。

絵本を読むように・・・。

 

昔々ある村に

たくさんのお地蔵さんを祀ってある峠がありました。

 

村に住むエミさんというお婆さんは

そのお地蔵さんを 大層 信仰していました。

エミお婆さんは峠に来ては、手を合わせました。

 

このお地蔵さんは、願いごとをした後

帰り道、お地蔵さんを振り返ってはいけない。

また、来た道を帰ってはいけない。

そんな言い伝えがありました。

願いごとが、叶わなくなるそうです。

 

行きは近道を行くが、帰りは遠回りになる。

少し足の悪い、エミお婆さんは

峠まで行って帰るのが、辛そうでした。

けれど地蔵参りは、自分の足で歩けるまで続きました。

 

今でも村の峠には、お地蔵さんはあるのだろうか?

昔話のお地蔵さんが、気にかかる。

死ぬまでに、確かめたいことのひとつ。

 

8月23日、24日は、地蔵盆。

大阪には、たくさんの地蔵盆のお地蔵さんが

祀られています。

 

 

 

            

 

 

 

 

 

子安地蔵尊

大阪市阿部野区共立通1-1

 

 

1週間前に行くと、女の子の装いでしたが

地蔵盆の日に行くと、男の子の装いに変身。

 

お供え花にも、蓮の花が入り

りんご、梨、バナナのお供えものがありました。

 

 

 

 

 

丸山地蔵尊

大阪市阿倍野区丸山通2-3-9

 

 

石に彫り込まれたお顔が、何とも趣があります。

仏飯、水、塩、高野槇、お供えもの(海苔)

線香が、置かれていました。

 

地蔵盆の1週間前なのに

日頃から地域の人たちに

大切に祀られているのが、伝わりました。

 

 

 

 

安全地蔵尊

大阪市阿部野区阿倍野元町7

 

 

阪堺電車、東天下茶屋駅近く。

お地蔵さんスレスレに、阪堺電車が走る。

時には、上り電車と下り電車が

お地蔵さんの前ですれ違う、レアなことがある。

右端に見えるのは、あべのハルカス。

 

日頃は、赤い布を掛けて、お地蔵さんを保護。

地蔵盆の時だけ、姿を見せてくれる。

かざぐるまが、風に舞う。

  

 

 

 

大阪市阿倍野筋2丁目地蔵尊

阿部野区阿倍野筋2-1-17

 

 

JR、大阪メトロ、近畿日本鉄道、阪堺電車が乗り入れ

1日45万人の人が、乗り降りする界隈。

 

あべのハルカス、Hoop、ファッションビルand

ラブホの南にある、都会の地蔵尊。

 

 

 

 

 

同じく、大阪市阿倍野筋2丁目地蔵尊

 

 

近くに駐輪場もあるので、時々通るのですが

いつ通っても、きれいにお世話されています。

2体祀られています。

ビルの谷間に、こんな一角があるのです。

 

 

 

 

波切不動明王の地蔵尊

大阪市西成区聖天下1-6-22

 

 

西宝寺に隣接する、不動明王。

「水かけ不動さん」と呼ばれる、波切不動明王です。

  

お不動さんの前に、赤い前掛けをして

ちょこんと鎮座していました。

 

 

 

 

ぼんぼりに

灯りともして

お地蔵さん

菓子をもらいて

福引き当たり

 

 

数珠を回して、菓子もらい

福引き当たり、盆踊り

ヨーヨー掬い、線香花火

 

夏休み最後の楽しいイベント、地蔵盆。

お地蔵さん、ありがとう。

 

 

 

 

同じく、波切不動明王の地蔵尊

 

 

地蔵盆の夜、お地蔵さんは波切不動明王の場所から

隣の西宝寺の座敷に上がり込んで、祀られていました。

 

祭壇を組んでもらって、一番上に。

縁側には、お線香も用意されています。

 

 

 

 

 

道安地蔵尊

大阪市住吉区東粉浜2-20-4

 

 

阪堺電車、東粉浜駅のすぐ近くです。

左側の道路は、阪堺電車軌道敷内で

右側の道路は、歩道です。

 

地蔵盆のお供えものがあります。

僧侶の方のお参りもあり、準備が整っています。

 

 

 

 

 

同じく、道安地蔵尊

 

 

このお地蔵さんは、Y字路に君臨しています。

右、民家のお庭を借りて、子供たちが楽しく遊べる

地蔵盆の準備もしています。

 

 

 

 

 

閻魔(えんま)地蔵尊

大阪市住吉区東粉浜3-5-11

 

 

こちらの地蔵尊は、地元の人から

「六道の辻(りくどうのつじ)の閻魔さん」と呼ばれ

親しまれています。

 

道路が6方向に集中する角にあります。

戦後、交差部分が拡張され、6方向から

7方向の道路が、閻魔地蔵尊の前に集まりました。

道幅も狭くて、ほとんど車は通りません。

 

 

 

 

 

同じく、閻魔地蔵尊

 

 

お地蔵さんは、室内で大切に祀られています。

受付で、ロウソクとお線香を購入して

お参りすることができます。

 

地蔵盆の外に、六道救済の地蔵尊としても祀られ

石仏には1538年の銘があり、希少なもの。

有形民俗文化財として、大切にされています。

 

 

 

 

同じく、閻魔地蔵尊

 

 

閻魔地蔵尊を中心に

道が6本(六道の辻・戦後7本になった)

数字は道の数。

 

 

 

 

同じく、閻魔地蔵尊

 

 

お地蔵さんにお参りした後

7叉路の閻魔地蔵尊の前に立つと

帰り道は、どこだったか。

「はて? 私はどこから来たのか?」と、迷います。

 

「六道の辻に迷うな」という言葉があります。

地獄、餓鬼、畜生、阿修羅、人間、天上。

六道の辻は、分かれ道。

 

「はて?」と、一瞬迷う。

六道の辻は、不思議な空間。

そして我に返る。

「千と千尋の神隠し」

 

 

 

 

万代池公園の地蔵尊

大阪市住吉区万代3丁目

 

 

4月、池の周りにソメイヨシノが咲き

桜の名所としても有名。

5月、帝塚山音楽祭が開催され

楽しい時間を過ごす。

 

愛猫・舞ちゃんが保護されたのもこの公園。

舞ちゃんは、万代池公園の地域猫でした。

 

 

 

 

万代池公園の地蔵尊

 

 

昨日(8月23日)に訪れると、自治会の方がいらして

「地蔵盆の世話人が、少なくなって」と

困っていました。

 

夕方には、僧侶の方が来られて、お参りしてくださり

その後、子供たちは、お菓子をいただき

ゲームをしたり、楽しい地蔵盆の夜を過ごす。

 

 

 

 

 

今年は、阿部野区、東住吉区、西成区、住吉区の

地蔵尊をご紹介しました。

 

8月23日24日は、地蔵盆。

1年に1度、子供たちがお地蔵さんと遊ぶ日。

お地蔵さんのお顔にも、笑みが零れる。

 

 

 


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