今日のフォト。 私より高齢のこけし人形をお迎えしました。
2月に、和歌山の実家に帰った時
幾つかの品物(遺品)を 持ち帰りました。
その中のひとつが、このこけし人形です。
私が物心ついた時から、存在していたこけし人形。
私が生まれる前に、母が購入したようです。
人形ケースの中に、入っていたので
持ち帰った時は、かび臭くて
時間をかけて、きれいにしました。
こけし人形には、何も記されていないので
今となっては、いつどこで入手したのかも、わかりません。
けれど、子供の頃を思い出すと
母はこのこけし人形を とても大切にしていました。
描かれた模様は、所々剥がれているし
歳月が刻んだ汚れは、きれいにはなりません。
けれど、男の子も女の子も、優しいお顔をしています。
これからは、私と一緒に暮らしましょう。
このこけし人形を連れて帰り
きっと亡き母も、喜んでくれているでしょう。
私より
老いたこけしを
迎えたり
秘めたる母の
春の思い出
桃の節句。
ひな祭りも、近い。