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新幹線800系・増備車両に遭遇~グレードはこちらの方が…

2011-06-08 | 鉄道[新幹線]

先月MAKIKYUが九州へ出向いた際には、九州新幹線で全通と共に新たに走り始めた「さくら」号で、同列車運転開始と共に運転を開始した九州~山陽新幹線直通対応の新型車・N700系8000番台車に乗車しましたが、「さくら」号の一部列車(九州新幹線内のみ運転)や、各駅停車タイプの「つばめ」号の大半では、全通前から活躍している800系車両も充当されており、時刻表の「6両編成グリーン車なし」表記などで充当車両を見分ける事が出来ます。


800系は九州新幹線新八代~鹿児島中央間開業時やそのすぐ後に導入され、その後昨年にも全通後の運用増を見越した増備車が導入されていますが、昨年増備された車両は前面ライト部分や側面ラインの塗りわけなどが異なっており、外見でも容易に見分ける事が出来ます。


座席は2+2列配列のゆったりとした座席が並んでおり、全車普通車ながらもハイグレードな設備が特徴ですが、単にグレードが高いだけでなく、座席や窓のブラインドなどに「木」をふんだんに用いるなど、800系自体がJR九州独自の車両だけあって、某デザイナーが手がけたJR九州の車両ならではの強烈な内装となっています。

そのため様々な車種が存在している新幹線の中でも、インパクトの強さはダントツといった雰囲気がありますが、昨年増備された車両ではただでさえ強烈過ぎる800系の内装が、更にインパクトの強いものとなっており、その違いはマイナーチェンジともいえる外観よりもずっと大きなモノになっています。

MAKIKYUが先月九州新幹線でこのタイプの車両に乗車したのは、全通前の昨年に乗車した時以来2回目、どちらも自由席の利用になり、先月はたまたま増備車両の方に当たったのですが、九州新幹線全通後に山陽新幹線と指定席車両の位置・方向を統一するために、全通前とは逆に鹿児島中央方が自由席に改められたため、以前は指定席券を買わないと乗車できなかった号車に、自由席利用で乗車する事が可能となっています。


そこでMAKIKYUが乗車したのは、座席がモケットではなく革張りとなった2号車で、革張りというと在来線特急用の885系が有名ですが、885系よりも後に登場した車両だけあって、腰掛けた後に体が滑る感触が気になる事(885系はかなり完成度の高い車両ですが、この点が少々惜しい所です)もなく、また好みが分かれる革張り座席(個人的には好きですが、知人の中には余り好みでないと言っている者がいます)だけでなく、モケット座席を装備した号車もあり、自由席利用で空いている時であれば、好みに応じてどちらかを選択できる点も好ましいものです。

 
座席の厚みやリクライニング角度こそグリーン車には劣るとはいえ、車内の雰囲気なども含めると、グリーン車並かそれ以上なのではと感じたもの(新幹線のグリーン車は、300系と700系しか乗車した事がないのですが…)で、これまた好みが大きく分かれるかと思いますが、一部のデッキに面した壁面が金箔貼り(それ以外も木材を使用)の豪華な雰囲気となっている点も、他の車両では類を見ない独特なものです。

また乗車した列車は昼間の「つばめ」号だった事もあって乗車率は低く、半数以上の座席が空席という状況でしたので、好みのポジションを容易に確保でき、熊本~博多間の九州新幹線各駅の様子を眺めながら、ゆったりと車中の一時を過ごせたものでしたが、新幹線では各駅停車でもあっという間だったのは惜しい限りで、機会があれば博多~鹿児島中央間の通し乗車でも…と思ったものでした。

MAKIKYUが九州新幹線に乗車した際の感想としては、車両面では山陽直通用のN700系も決して悪い車両ではないものの、豪華な座席に独特な内装を誇る800系に比べると…と感じてしまったものです。

800系はメカニズム的には700系に準拠しており、N700系よりも一世代前の車両になりますが、乗客の立場から見て見劣りするのは、両数や収容力に起因する部分を除くと、3色LED表示の側面行先表示位では…と感じており、以後九州新幹線を利用する機会があれば、MAKIKYUは専ら普通車利用という事もありますので、なるべく800系充当列車を狙って乗車したいと感じたものでした。

ただハイグレードな800系の中でも、充当編成は日によって変わりますので、革張り座席や金箔の壁面などは狙っても確実に堪能できる訳ではなく、800系の中でも更に特徴的な内装を増備車に当たるか否かは運次第というのは惜しい限りです。



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