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ソウルメトロ(新)1000系~走行音は魅力ですが座席が…

2007-02-20 | 鉄道[大韓民国・広域電鉄/地下鉄等]

「MAKIKYUのページ」では時折、韓国の首都・ソウルを走る地下鉄や相互直通運転を行っているKORAIL(韓国鉄道)の首都圏電鉄に関して取り上げており、その中でも最も歴史があり(それでも30年少々ですが…)、路線長や車両のバラエティが最も豊富な1号線と、その直通路線を走るKORAIL車両に関しては何度も取り上げていますが、今日はソウルメトロ(旧ソウル特別市地下鉄公社)に所属するVVVFインバーター制御車・(新)1000系について取り上げたいと思います。

この車両は現在もKORAIL1000系(1号線系統で使用されている抵抗制御車)と同仕様で色違いの車両が現在も走っていますので、形式名は便宜的に(新)を付けさせて頂きましたが、直流電化のソウルメトロと、交流電化の首都圏電鉄に跨って運行される事もあって、1号線系統で運行されているKORAIL車両(最近は交流専用車も出ている様ですが…)と同様に地下鉄車両では異例の交直両用車となっており、そのためパンタグラフ回りが随分派手な感じになっています。

車体はKORAILの5000系(通称:インバーター)をはじめ、90年代にソウル近郊の幾つかの路線で登場した他形式とほぼ同等のステンレス製で、日本の西武6000系ともデザイン的にはよく似ていますが、下回りのVVVFインバーターに三菱製を使用している事もあって、塗装や社名表記だけでなく走行音もKORAIL車と異なり、東京の都営三田線6300系初期車や関西の阪神5500系(通称ニュージェット:MAKIKYUは勝手に白胴と呼んでいます)などによく似たものになっている事は魅力的に感じられます。
(MAKIKYUが三菱GTOの音が好きという事もありますが…)

また車内も以前はプラスチック製の如何にも安っぽい感じが否めなかった内装が、近年進められた難燃化改造によって随分改善され、これに伴って座席も交換されていますが、座席はKORAIL車は硬いもののバケットタイプの生地が張られたものに交換されたのに対し、こちらはステンレス製に改悪されていますので、長距離の乗車には厳しいものがあります。

ただソウルメトロ車両は1号線から仁川Incheon方面へ向かう京仁電鉄線や水原Suwon方面へ向かう京釜電鉄線、そして1号線の北側・議政府Uijeonbu方面へ向かう京元電鉄線へ乗り入れる列車で使用されるものの、京釜電鉄線へ乗り入れる列車は水原の2つ南にある餅店Byeonjeomまでの列車に限られ、首都圏電鉄の中でも特に乗車時間の長い天安Cheonan(ソウルから100km近く離れています)へ向かう列車には運用されないのは幸いです。

写真は以前袴井Geumjeong駅で撮影したKORAIL線内へ乗り入れた(新)1000系・前面にはハングルで「SEO UL 地 下 鉄」という表記が出ていますが、現在「地下鉄」の部分は組織変更に伴って「メ ト ロ」に改められています。


JR東日本 207系900番台~常磐緩行線を走る希少な試作車

2007-02-19 | 鉄道[首都圏・JR]

一昨日MAKIKYUは所用で東京メトロ千代田線を利用し、その際JR常磐線から乗り入れている希少車両・209系1000番台に乗車した事もあって、昨日この車両に関する記事を取り上げましたが、この記事は意外と反響もあり、また昨日千代田線に乗車した際は更に希少な207系に遭遇した事もありますので、今日はこの207系電車について取り上げたいと思います。
(ちなみに今回乗車したのは夜間ですので、写真は以前撮影したものを使用しています)

この車両は国鉄末期に製造され、同時期に製造開始された205系とほぼ同等のステンレス製車体を採用し、客室設備もほぼ同様ですが、前面は地下鉄千代田線乗り入れ用に前面貫通路を設けた関係で205系には見られないデザインとなっており、今では当り前の様に普及している交流モーターを使用したVVVFインバーター制御の試作車両として登場したのが大きな特徴です。

試作車という事で900番台を名乗った10両1編成が登場し、VVVFインバーター制御車は性能や保守面でのメリットは大きいものの、この当時は製造コストが非常に嵩む状況であった事もあり、国鉄や民営化直後のJR東日本では量産車の導入は行われず、存在するのは試作車1編成だけです。

そのためこの車両は地下鉄千代田線~常磐緩行線において、東京メトロ車両や203系が多数走る中に紛れて走る非常に希少な存在となっており、JR車両の運用(運行番号:K)であれば何処に運用されるかも決まっていませんので、捕獲が非常に難しい状況となっています。

ただ日頃この車両が走る線区を利用していると時折出没し、MAKIKYUがこの車両に乗車したのは今年に入ってから2回目ですが、他社の事例も決して多いとは言えない初期のVVVFインバーター制御ならではの独特な走行音や、千代田線~常磐緩行線を走るJR車両の中では最も優れた内装(というよりも他形式が酷過ぎるだけですが…)を誇る事もあり、この車両に遭遇できるとかなり有り難く感じます。

そのため乗り入れ先の東京メトロ車両の様に更新工事を施工し、今後も末永く走り続けて欲しい車両ですが、JR東日本では急速な勢いで車両淘汰を進めてこの車両より新しい209系の試作車両ですら廃車となる有様で、また常磐緩行線の主力である203系もあと数年で置き換えと言われていますので、いつまで活躍するかは予断を許さない状況です。

また207系という形式は、その後JR西日本のアーバンネットワークと称される大阪近郊で使用される通勤型車両にも使用され、この車両は多数が量産されてバリエーションも幾つか存在しますが、偶然なのか試作車と同様に地下線区(JR東西線)を運行しており、こちらは高級感溢れる外観と内装が特徴的ですが、VVVFインバーター制御とはいえ使用機器などは全く別物となっており、実態は別形式とも言える車両が同一形式を名乗っているJRでも稀有な事例としても知られています。

ちなみにMAKIKYUは日頃首都圏を動き回っている事もあって、JR西日本の207系に乗車した回数は1桁、皮肉にも希少な存在となっている試作車の方が乗車回数が多い有様で、個人的にはJR通勤車両では屈指の高級な内装を誇るJR西日本207系の様な車両が身近な所でも走っていれば…と思いますが(ただ車両のバランスに問題がある様ですので、この点の改善は当然必要ですが…)、これは安物車両を他社に先立って導入している首都圏JRの現状を見る限りでは夢物語といった所です。


JR東日本 209系1000番台~常磐線各駅停車で活躍する少数派車両

2007-02-18 | 鉄道[首都圏・JR]

昨日MAKIKYUは所用で都心を経由し、小田急沿線の某所へ出向いていましたが、その際に利用した千代田線で遭遇した車両が今日取り上げる209系1000番台です。

この車両は90年代末期に10両2編成(20両)だけが製造された少数派車両で、常磐線各駅停車と直通運転を行っている地下鉄千代田線を走っていますが、この区間は東京メトロ車両も多数(千代田線内では更に小田急車両も)走っている上に、JR車両も大多数は203系と呼ばれる国鉄末期に製造された車両(中には207系900番台という、この車両を凌ぐ超希少車両もあるのですが…)ですので、この車両は遭遇する機会が少なく、月に数度は千代田線や常磐線各駅停車を利用するMAKIKYUでも忘れた頃にやって来るという有様です。

そのため千代田線に乗車した時は注目すべき車両の一つで、地下鉄乗り入れ基準に対応する為の前面右側にある非常用貫通路や、一部車両の故障発生時にも容易に対応可能できる様に電動車(モーター付き車両)の比率を増やしたりしているのが特徴で、電動車比率が高い事から加速度は他路線で使用している209系より高く設定されており、走行音を聞くだけでもその違いを感じられる程です。

ただ内装はグレー系化粧板や青色モケット座席などの寒色系+着色ガラスという有様で、これは首都圏他路線で走っている209系の大半と代わり映えがせず随分質素に感じられ、特に地下鉄線内走行中は非常に重苦しい感じが否めませんし、千代田線~常磐線各駅停車で使用される東京メトロ車両は多少古い車両でも内装が更新工事などでかなり高級感を感じるものも数多く存在する状況ですので、MAKIKYUとしては新型で希少な車両の割には遭遇した際の有り難味は余り感じられない気がします。

またこの車両が地下鉄線内に乗り入れる際は、行先と共に「千代田線直通 各駅停車」という表記が交互にLED表示の行先表示機に表示されますが、千代田線内で「千代田線直通」という表示は非常に奇妙に感じられますし、LEDのプログラム変更程度ならさほどコストもかからないと思いますので、これは「千代田線」と表記するか、さもなければ地下鉄線内ではこの様な奇妙な表示は止めて行先表示のみにして頂きたいものです。
(この様な表示は東西線直通のJR車両でも同様で、こちらもいい加減改善して欲しいものです)

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も、頻繁にこの車両に乗車するという方は余り居られないかと思いますが、何度か乗車した事が…という方は結構居られるかと思います。

乗車された方がこの車両をどの様に感じられるかは千差万別かと思いますが、皆様もこの車両に乗車された際の感想や見解などがありましたら、是非コメントもどうぞ。


北条鉄道フラワ1985形~現在では予備的存在のレールバス

2007-02-17 | 鉄道[近畿・その他私鉄等]

先日北条鉄道の軽快気動車・フラワ2000形について取り上げましたが、今日は北条鉄道が開業(国鉄から移管)以来使用しているレールバスに関して取り上げたいと思います。

この車両はフラワ1985形と呼ばれ、北条町駅に停車中の姿を捉えたものですが、「フラワ」は地元の加西フラワーセンターにちなんだもの、「1985」は開業年の1985年で、こういった形式名のつけ方は如何にも第3セクターの鉄道である事を感じさせるものです。

この車両はレールバスというだけあって、見た目も鉄道車両と言うよりは車輪付きのバスといった方が相応しく、デザインも当時製造されていた路線バスの富士重工5E・6Eボディ(最近は老朽化や排ガス規制の強化などで大都市圏ではなかなか見られなくなっています)とよく似ており、折戸の客用ドアや引違式の側面窓なども路線バスを連想させるものです。

バス用のパーツを多用する事で製造コストは随分抑えられた様ですが、その分車両の寿命も最近首都圏で話題になっているJR某線の通勤型電車(ブルーの帯を巻いた電車)と同レベルかそれ以下といった状況で、予想以上に老朽化の進行が早かった事や、車体の大きさもバス並みという事で収容力に問題がある事から置き換えも早く、北条鉄道でも一部は先日取り上げた後進の軽快気動車・フラワ2000形に置き換えられて、一部は和歌山県の紀州鉄道に譲渡されています。

他の第3セクター鉄道でもこの手の車両を導入した会社は幾つかあり、これも近年は軽快気動車導入で置き換えられる傾向がありますので、この手の車両に乗車できる機会はかなり少なくなっていますが、北条鉄道でも軽快気動車が2両体制になってからは予備的存在で稼働率は低い様で、なかなか乗車できる機会はない様です。

この車両は2軸車という事もあって居住性はお世辞にも良いとは言えないかと思いますが、3セク鉄道創成期を伝える貴重な存在でもあり、機会があればMAKIKYUも一度乗車してみたいと感じますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様でこの車両に乗車された事があるという方が居りましたら、是非その際の感想等寄せて頂ければ幸いです。


韓国の地方都市を走るノンステップバス(2)~大田広域市を走る座席バス

2007-02-16 | バス[大韓民国]
「MAKIKYUのページ」では以前、韓国のノンステップバスとして首都圏の路線バスを何度か取り上げ、最近も慶尚南道馬山Masan市を走る市内バスを取り上げましたが、MAKIKYUは韓国の地方都市で走るノンステップバスを馬山市以外に太田Daejeon広域市でも見かけていまして、今日はこのバスを取り上げたいと思います。

大田広域市はSeoulから南へ130km程の場所に位置する韓国第5の都市で、韓国一の大幹線・京釜Gyongbu線が通り、この街からは全羅道方面へ向かう湖南Honam線も分岐する交通の要衝で、韓国鉄道(KORAIL)の本社が位置する事や昨年には都市鉄道(地下鉄)が開通した事でも知られています。

ただ大田では地下鉄が開通したとはいえ、これはまだ一路線のみでそれも部分開業という状況ですので、市内公共交通の主体は専ら路市内バスですが、これは韓国の他都市と同様に一般バスと座席バスが運行され、他に近隣都市から乗り入れるバスも運行されています。

MAKIKYUは大田の市内バスには昨年地下鉄に乗車する目的で訪問した際に、一般市内バスに一度乗車しただけなのですが、大田駅前で乗車する市内バスの停留所を探している際には幾つかのバス写真を撮影していまして、その一つが写真のノンステップバスです。

この大宇Daewoo製ノンステップバスは通りの反対側から撮影しただけですので、車内の様子などは確認できていないのですが、この塗装のバスは一般バスとは異なる座席バスの塗装で、102番という系統番号は大田広域市HPの交通情報を検索した際も座席バスとなっています。

また大田で系統番号(前面)を緑色で表記しているバスは座席バスになっている様ですので、韓国のノンステップバスでは異例の座席バスとなっている模様でして、車内の様子なども気になりますが、これはMAKIKYUは首都圏でもまだ目撃していません(Seoulで見かけた車両は全てブルーバス=幹線です)ので、現在の韓国ではまだかなり珍しい部類に属すものと思います。

MAKIKYUが大田を訪問する機会は今後あるかどうかも分からず、今後訪問の機会があるなら是非このバスもチェックしてみようかと思っていますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様もこのバスに乗車される機会などがありましたら、是非コメント等で情報を頂けると幸いです。

ちなみに太田広域市の路線バス情報は、大田広域市HP交通情報―市内バス全路線 で掲載されていますので、関心のある方は是非アクセスしてみて下さい。
(表示は韓国語・太田広域市HPには日本語サイトもありますが、市内バスは簡単な案内のみです)

射水市コミュニティバス~多数のルートを複数事業者が運行

2007-02-15 | バス[北陸]

今日は万葉線の記事と共に、同線に乗車する際に越ノ潟駅で見かけたコミュニティバスについても取り上げたいと思います。

このバスは旧新湊市や小杉町などが合併して誕生した射水(いみず)市が地元で路線バスを運行している富山地鉄と加越能鉄道、そして新湊のタクシー会社で新港の渡船代行バスも運行している海王交通の3社に運行委託していますが、これはさほど規模の大きな町ではないにも関わらずルート数が多く、また運行頻度も7時台~18時台まで毎時1本程度と割合頻繁に運行している路線が多い事も影響している様です。

写真の車両は海王交通が運行している海外から輸入したクセニッツ製の小型車両を使用しているもので、地方のコミュニティバスにしてはかなり上等な車両といえますが、ルート数が多い事から使用車両も様々で、他市町村のコミュニティバスで一般的な国産マイクロバスや中型バスなども用いられている様です。

また運賃も写真のルートをはじめ、大半のルートで100円(一部は200円)と非常に割安に設定されていますので、サービス水準はかなり高いと言えます。

ただ一時は廃線が危惧され、射水市も出資して再スタートした第3セクター鉄道・万葉線の沿線からJR線方面(コミュニティバスは小杉駅などを発着します)へ抜ける場合などは、途中の市民病院(多数の路線が集まります)で乗換えが必要とはいえ運賃は万葉線よりも安くなり、しかもこちらは全車冷房車(万葉線は非冷房車も残存)という状況ですので、限られたコストで今後も公共交通を維持し、それぞれを最大限に活用していくためには、今後万葉線のサービス向上(運賃値下げや全車冷房化など)をはじめ、電車とバスの役割を棲み分けして行く様な施策が必要な気もします。

ちなみに射水市のコミュニティバスに関しては、射水市HPに詳細な時刻やルート案内が掲載されていますので、この記事を見て興味を持たれた方は参照を。


万葉線7070形(2)~まだまだ活躍が見込まれる冷房改造車

2007-02-15 | 鉄道[北陸]

「MAKIKYUのページ」では先日、万葉線を走る旧型車両に関して取り上げましたが、この旧型車両のは加越能鉄道時代は全て非冷房車だったものの、万葉線発足後に冷房改造が行われた車両も存在します。

まだ比率としては非冷房車の方が多く、冷房改造車を見かける事は少ないですが、屋上に真新しい冷房装置を搭載し、加越能鉄道時代のオレンジ系塗装とは異なった万葉線の新塗装を纏った姿は結構見栄えがするとMAKIKYUは感じます。

MAKIKYUはこの車両には乗車しておらず、様子を少々観察しただけですが、車内も座席のモケットなどが交換されている様で、この冷房改造車はまだまだ活躍が見込まれると思われますが、新鋭アイトラムと共に、この車両の末永い活躍を期待したいものです。


千葉中央バス~数ある千葉を名乗る京成グループバス事業者の一つ

2007-02-14 | バス[首都圏]

現在不本意ながらも首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)に幽閉されているMAKIKYUですが、北総監獄という土地は俗に言う「千葉都民」が多い所で、神奈川県生まれのMAKIKYUも地元意識は極めて希薄な千葉都民の一員(と少なくとも自身では思っています)ですので、県庁のある千葉市へ行く事は余りないのですが、昨日は所用で千葉市内へ行く機会があり、その際には市内で千葉中央バスの路線バスに乗車する機会が有りましたので、今日はこの千葉中央バスについて取り上げたいと思います。

現在千葉市内を走るバス事業者は、県内で多数勢力を誇る京成グループの事業者が主体で、この他に小湊鉄道と幾つかの小規模事業者が路線バスを運行する構図になっていますが、京成グループの事業者は京成バス(京成電鉄のバス部門を分社化)をはじめ、「千葉・ちば」を名乗る事業者が多数存在する事が特徴です。

この千葉を名乗る会社の中には、千葉中央バス、千葉内陸バス、千葉海浜交通といったグループ会社や、ちばフラワーバス、ちばシティバスといった京成分社(他に千葉シーサイドバスという事業者があり幕張周辺を運行していますが、これは東洋バスの分社で京成グループとは無関係です)がありますが、これらの特徴としてグループ会社は漢字で「千葉」を名乗り、分社はひらがなで「ちば」を名乗っている事が挙げられます。(これは千葉市内を運行しておらず、佐倉市に拠点を置くちばグリーンバスや、「北総監獄から拡がる虹色網」とHPで謳っている某虹バスにも当てはまります)

これらの会社が運行するバスは皆、首都圏各地で通用する「バス共通カード」が通用しますので、乗車券類の扱いなどはさほど厄介ではなく、また様々な塗装のバスが街中を走り回る姿は彩り豊かで趣味的にも面白いのですが、事情を知らずに他所から千葉市内へやって来た方の中には似た様な名前のバス会社が色々あって紛らわしく分かり難い事もある様ですので、運行地域を連想し難い社名を次々と連発する状況は一考の余地ありかもしれません。

ちなみに今日取り上げる千葉中央バスはこういった紛らわしい「千葉」を名乗る事業者の一つで、千葉駅を拠点に市内南部へ向かう路線を中心に、一部は大網辺りでも路線を運行している会社ですが、車両は専らいすゞ製を使用しており、そのためか車両のバラエティという点では今一歩で、また写真の様に千葉市内の中心部でも中型車両を多数見かける事も特徴です。
(勿論大型もそれなりに走っており、MAKIKYUはこちらを選んで乗車しましたが…)

こういった事もあって、小湊鉄道との競合区間ではどちらかというと小湊の方を選んで乗車する傾向(古めの車両は床が板張り・それも富士7Eボディで国産4メーカー取り揃えというのはなかなか魅力的で…ただ最近はこの車両を千葉市内で見かける機会が減少し、多くが房総方面へ転用されています)があるためか、今までに乗車したのは指の数にも…という状況ですが、千葉中央バスの方はバス共通カードで乗車可能というメリットがありますので、競合路線でどちらを選ぶかは好みが分かれる所です。(小湊鉄道バスではバス共通カードは使用できませんので要注意です)

また千葉中央バスの中では比較的利用価値が高い路線であるとMAKIKYUは感じる路線としては、昨日はMAKIKYUが小湊のバスを狙ったものの、なかなか目当ての獲物が現れずに千葉中央バスを選んで乗車した県庁前~千葉駅間(多数の系統が錯綜し、現金のみ100円で頻発しています)や、市内南部を走る鎌取~ちはら台間の路線(どちらも小湊との競合路線ですが…)などが挙げられます。

ただこういったバス路線は盛況な反面、千葉市内で競合する鉄道路線は芳しくなく…といった感があり、千葉都市モノレールの千葉~県庁前間や京成千原線(旧千葉急行)は政令指定都市の都市型鉄道としては凄惨ともいえる状況(どちらも一度乗車しただけでウンザリ)ですし、また千葉市以外でも「MAKIKYUのページ」で時折惨状を取り上げ、高額運賃で悪評名高い北総監獄を走る「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)や、その10km程南側を走る地下鉄東西線直通の某高速鉄道など、千葉県が絡んだ鉄道はどれも問題ありで、何故首都圏では千葉県ばかりにこういったモノが集中するのかと思うと、呆れてしまうのはMAKIKYUだけでしょうか?


川中島バス「びんずる号」~長野駅=善光寺大門を専用車両で運行する100円バス

2007-02-13 | バス[甲信越]

一月ほど前にMAKIKYUは長野へ出向き、昨年末に運行開始したばかりの長野電鉄特急車両「ゆけむり」にも乗車して来たのですが、ゆけむり乗車前には長野市内で少々路線バスにも乗車しており、その一つが今日取り上げる「びんずる号」です。

このバスは長野市内で長電バスと共に路線バスを運行するアルピコグループの川中島バスが長野駅を起点に、有名な善光寺のすぐそばにある善光寺大門までの間を運行しているバスで、びんずる号は日野製中型(Rainbow RJ)の専用車両が用いられています。

びんずる号専用車両は同じ塗り分けながらも写真の紺色をはじめ、他に深緑色など幾つかのカラーバリエーションが存在し、これらは静岡県西部を運行する遠州鉄道から移籍した車両の様ですが、他の川中島バスを運行する車両と同様にドアチャイムが大阪市営バスでよく用いられている開閉時でチャイムが異なる特徴あるもの(MAKIKYUは大阪市営と川中島バス、それに大阪市営中古車両を除くと姫路市営バスでしか聞いた事がありません―他にこのドアチャイムを使用している事業者は幾つかあると思いますが…)に交換されているのが特徴です。

また車内はゆったりとしたハイバックシート(遠鉄の車両は結構グレードが高いです)が並び、かなり見栄えのする車両ですので古さを感じることはなく、むしろ一般路線にしてはハイグレードな車両ですので、長野駅~善光寺大門の様な短距離ではなく、もっと長距離を走る路線で使って欲しい気もします。(同タイプの車両で一般路線用もある様ですが…)

ちなみにびんずる号は長野駅=善光寺大門間を昼間15分毎に運行しており、概ね他の一般路線バス(善光寺大門以遠を発着)と交互に運行されていますが、このバスの運行区間は一般の路線バスも含めて100円運賃区間で運賃も割安ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も長野を訪問される機会がありましたら、善光寺へ行かれる際をはじめ、少々時間が空いて長野市内を視察する際にもオススメですので、是非このびんずる号に乗車されてみては如何でしょうか?


現代COUNTY~マウルバスなどで活躍するマイクロバス

2007-02-12 | バス[大韓民国]

「MAKIKYUのページ」では時折韓国の路線バスに関する記事を取り上げていますが、今日は今まで余り取り上げて来なかったマイクロバスに関して取り上げたいと思います。

写真のバスは韓国を走るマイクロバスの中では最もよく見かける現代Hyundai自動車製のCOUNTYと呼ばれる車両ですが、大型路線車(AEROCITY)や高速・観光車(AEROBUS)などは日本の三菱ふそう製バスとよく似た車両を製造している現代も、このサイズのバスは日本では見かけないデザインを採用しています。

またこのCOUNTYに限らずマイクロバスの使途としては、送迎などの自家用としての使用が圧倒的に多く、路線バスとしてのシェアは余り大きくない事は日本と同様ですが、日本でこの手の車両を用いた路線バスは割合地方でよく見かけるのに対し、韓国ではソウル市内をはじめとする首都圏や釜山の地下鉄駅などを起点に近隣の住宅団地などを廻り、運賃も割安に設定されたマウル(村)バスと呼ばれる短距離路線での活躍が主体で、MAKIKYUは地方都市の一般路線でこの手の車両が走っている
姿を見かけた事はありません。(MAKIKYUが韓国を廻る際はどちらかというと都市を訪問する事が多いですので、地方の面などではこの手の車両による路線バスがあるかもしれませんが…)

ちなみに写真の車両は昨年夏にソウル南郊の龍仁Yongin市にあるKORAIL盆唐Bundan線の終点・宝亭Bojeong駅前で撮影したマウルバスで、この23系統のバスは美金Miguem駅を起点に梧里Ori駅・宝亭駅を経て郊外に数あるアパート(団地:韓国でアパートと称する建物は30階建て位の巨大な住宅団地である事が多く、日本のアパートとはスケールが随分異なります)への足となっている様です。

近年首都圏のマウルバスはソウル市の支線バスと同様のグリーン一色に塗り替えが進行しており、写真の様な姿のバスは首都圏各地の地下鉄・首都圏電鉄駅を降りるとよく目にするのですが、マウルバスは専ら地域住民の足として機能しており、外国人の利用は余り想定していない事もあってか、MAKIKYUも乗車する機会はごく僅かという有様です。

このマウルバスは停留所アナウンスもない様な路線もあり、観光で訪問した外国人が単独で乗りこなすには少々難易度が高いですが、ツアーなどでは絶対に訪れない路地裏へ入っていく様な路線もあり、マウルバスに乗車する事は庶民生活を垣間見るにも最適ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様で韓国個人旅行に自信のある方は是非乗車されてみては如何でしょうか?
(ただ韓国旅行の経験がなく、ハングルも読めないとなると単独での乗車は少々厳しいですので、その場合は韓国人同行で乗車するか、まずは一般の市内バス乗車をオススメします)


神戸電鉄2000系~公園都市線開業に伴って導入された車両はデザインも一新

2007-02-11 | 鉄道[近畿・スルッとKANSAI加盟社局]

「MAKIKYUのページ」では先月末に神戸電鉄(神鉄)の5000系電車に関して取り上げましたが、今日は同系とよく似たデザインが特徴の2000系電車に関して取り上げたいと思います。

この車両は90年代に開発が進み、この頃日本でもトップクラスの人口増加率となった三田(さんだ)市の北摂ニュータウンを走る公園都市線(横山~ウッディタウン中央:電車は三田まで直通)の開業に伴って導入された車両です。

神鉄の従来車両とは一線を画するデザインが目を引き、これはその後増備された5000系も同様のデザインを採用していますが、2000系の下回りはVVVFインバーター制御ではなく直流モーターを使用しており、また中間に付随車を挟んでいる事も特徴です。

この車両は当初3両編成で導入され、これは主に公園都市線用として当初からワンマン運転に対応しており、主に同線で使用されますが、神鉄の車庫が鈴蘭台にある事から有馬線などにも顔を出し、場合によっては写真の様に粟生[Ao]線で運用される事もあります。

また3両編成が導入された後に4両編成でも導入されていますが、これは走行音や番号を見ないと5000系と非常に紛らわしい存在で、編成数は少ないですが、専ら3両編成で運行される公園都市線以外の各路線に出没しますので、なかなか捕まえ難い車両です。
(ただ4両編成の希少価値は高いにも関わらず、有り難味は全然ありませんが…)


北条鉄道フラワ2000形~北条鉄道主力の軽快気動車

2007-02-10 | 鉄道[近畿・その他私鉄等]

先月「MAKIKYUのページ」では兵庫県の三木鉄道に関する記事を取り上げましたが、今日は三木鉄道に近い場所を走り、よく比較される事もある北条(ほうじょう)鉄道の主力車両について取り上げたいと思います。

北条鉄道は神戸電鉄とJR加古川線に接続する粟生(あお)駅を起点に、加西(かさい)市の北条町までの間を結ぶ路線で、この鉄道も三木鉄道と同様に旧国鉄から経営分離した第3セクター方式の鉄道です。

経営移管後は増便を実施してほぼ毎時レールバスを用いてワンマン運転を行い、そして寿命の短いレールバスの置き換えに迫られたのも三木鉄道と同様ですが、北条鉄道で2000年前後に導入した新型の軽快気動車が今日取り上げるフラワ2000形で、メーカー標準設計の車両は三木鉄道とほぼ同形です。

フラワ2000形は従来車両とは異なる塗装が用いられ、それも1両毎に異なる塗装というのは三木鉄道との大きな違いですが、AKIKYUの乗車した車両は三木鉄道と同等のセミクロスシートとはいえ、他にロングシート車も導入されている事も大きな特徴(ロングシート車の画像は、北条鉄道HPに掲載されています)で、従来のレールバスも一部は和歌山県の紀州鉄道に譲渡されたものの、まだ残存している車両が存在する事など、他にも三木鉄道とは似ている様で随分異なる点も見受けられます。

この北条鉄道も三木鉄道と同様に経営状況は芳しくなく苦戦しており、以前取り上げたニュース記事でも名前が挙がっていましたが、三木鉄道とは近い場所を走っているだけに両者を合わせての訪問も比較的容易で、大阪・神戸からの訪問も比較的容易です。

また北条鉄道は北条町への一本線ですが、北条町からは姫路方面への神姫バスもほぼ毎時運行されており、これと合わせての周遊ルートを組む事も可能ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も機会がありましたら、是非一度北条鉄道を訪問されてみては如何でしょうか?


大快活の夕食

2007-02-09 | 海外その他

MAKIKYUは8月に香港を訪問していますが、大陸本土の深センから陸路で入境して羅湖からKCR(九廣鐵路)東鐵で尖沙咀(東鐵の站名は尖東East Tsim Sha Tsui)に到着して尖沙咀站近くの宿にチェックインした後、香港ではじめての食事が写真のセットメニューで、今日尖沙咀を走るバスに関する記事を掲載しましたので、そのついでで取り上げさせて頂きます。

これは「大快活」という香港では各地に存在するチェーン店のセットメニューで、ここでは八達通(オクトパス・ICカード)での支払いも可能でMAKIKYUも利用しましたが、写真のセットで約30HK$程度と香港の物価を考えるとまあまあの値段でそれなりの食事ができます。(香港の食費は日本より少しマシな程度で、決して安くありません)

量も日本人の平均からすると多い位で、味も割合淡白で食べやすいので悪くないと思いますが、物価の安い大陸から入境した人間にとってはこれでも割高に感じてしまい、香港では安い店ばかりに入る状況でした。
(ただ一人では入れる店もある程度限られますので、割安でそれなりのモノを求めると行先はある程度限られてしまいます)

あと香港の八達通は日本のICOCA(MAKIKYUも愛用しています)やSuicaの様な履歴印字は出来ないものの、地鉄の站などで履歴表示が可能ですが、この手の店を利用した際の履歴は「快餐」とだけ表示され、これは日本のICOCAなどでエキナカ店舗などを利用した際に「物販」とだけ表示されるのと似た様な事なのでしょうが、何だか味気ない気がします。
(まあ交通系がメインのカードで、利用履歴に「バス等」という表示が出るカードがある事を考えるとこんなものでしょうが…)


九廣鐵路の吊り掛け電車~東鐵のみで活躍するこの車両はクロスシートも魅力

2007-02-09 | 鉄道[中華人民共和国]

 

「MAKIKYUのページ」では時折香港の公共交通に関する話題も取り上げていますが、今まで取り上げてきた話題は専ら路線バス関連の話題で、鉄道関連の話題を期待されている方も居られるかと思いますので、今日は香港を走る電車に関して取り上げたいと思います。

今日取り上げるのは「MAKIKYUのページ」でも以前、路線バスを取り上げた事がある九廣鐵路(KCR)の電車で、現在のKCR鉄道線は東鐵・馬鐵・西鐵と呼ばれる3路線がありますが、そのうち馬鐵と西鐵は比較的新しい路線という事もあり車両も新型1種類だけ、この車両は東鐵でも走っていますが、東鐵は他にもう1種類の車両(大陸直通列車を除く)が運行されており、写真の車両は旧型の部類に入ります。

この車両は更新工事が施され、内装などは随分モダンな感じですので古さは感じられませんが、座席は一両だけ連結されている頭等車両(特別車両)を除いて香港では一般的なステンレス製となっていて長時間の乗車は厳しそうですが、全線を乗り通しても所要1時間に満たない東鐵では十分なレベルで、また新型車とは異なり車端部にクロスシートが設けられているのも特徴です。

またこの車両は見た目によらずモーターの駆動方式は日本では路面電車を除くと一部の旧型車両しか存在しない吊り掛け式で走行音もなかなか良いですが、吊り掛け式車両にしては走行音は非常に静かな部類に入ります。

クロスシートや吊り掛け式駆動などが魅力的なこの車両はMAKIKYUもお気に入りで、香港で東鐵に乗車した際は数本見送ってでも乗車したい車両ですが、東鐵では過半数がこの車両で割合容易に乗車できますし、また東鐵は中国の大陸本土から香港へ陸路入境した際の市内までのアクセスにもなっていますので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も香港へ行かれて東鐵に乗車される機会がありましたら、是非この吊り掛け電車に乗車されてみては如何でしょうか?


北総監獄を走る電車~H:600形

2007-02-08 | 北総監獄

最近首都圏では以前運行していた車両と同じ番号帯を用いた形式の新型車両登場が相次ぎ、先日小田急で4000形と呼ばれる千代田線直通用新型車が登場するという事も随分各方面で話題になっています。

今日は過去の車両と同形式を名乗る車両が話題になっている事ですので、北総監獄(千葉ニュータウン)を走る高額運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)にも乗り入れ、地下鉄直通列車の運行番号に「H」を用いている大手私鉄に所属する600形と呼ばれる車両に関して取り上げたいと思います。
(ちなみにこの車両が製造される前の600形を名乗る車両は2扉クロスシート車で、現在も四国の高松琴平電気鉄道(琴電)に譲渡され、形式を改めた車両が現役で走っています)

この車両が製造されたのは90年代の中頃で、VVVFインバーター制御の下回りはこの車両が製造される前に増備されていた1700形とほぼ同等ですが、台車と外観のデザインは随分と改善され、完成度の高い車両と感じます。

以後の同社各車両でもほぼ同様のデザインが採用されており、この会社はこのデザインが相当気に入っている様ですが、台車は以降の車両でまた居住性の劣る従前のタイプに戻ってしまった事が惜しまれます。

編成は地下鉄や「開発を止めた某鉄道」にも乗り入れる8両編成と、基本的に自社線内のみで運用される650番台の4両編成の2種類が存在し、8両編成の最終増備編成(608F)と4両編成は仕様が若干異なりますが、3扉の地下鉄乗り入れ車両でありながらも座席は全てクロスシートで新製されており、それも608F以外の8両編成車では「ツイングルシート」と呼ばれる可動式座席が設置されたのが特徴です。

しかしこの形式の名物ともいえるツイングルシートは特殊構造で使い勝手や費用の面で難があり、また座り心地も決して良いとはいえない代物だけあって、608Fと4両編成車では採用されず、この時期に首都圏の幾つかの他事業者が導入した多扉車などと共にツイングルシートは通勤車両の失敗作とまで言われる状況です。

そのため最近ではこの座席を撤去し、車端部を除いてロングシート化改造を実施した編成も存在しますが、ツイングルシートを装備せず、他の8両編成車より座り心地の良い座席を装備していた608Fもロングシート化改造されており、この車両はA快特と呼ばれる2扉車使用の線内優等列車の検査代走にも適任でしたので、この編成の改造は惜しまれる限りです。(この編成をオールクロスシート残存にしておけば、快特代走以外に昼間「開発を止めた某鉄道」へ乗り入れる運用などに使用しても有用だった気がします)

ロングシート改造を受けた車両は、同時にドアチャイムや車内LED案内表示装置の設置といったバリアフリー対応工事も施工され、ロングシート化改造自体も長距離客向けに車端部クロスシートを残存させた事や、地下鉄線内の混雑を考えると改造の趣旨は妥当な気がしますが、交換された座席が以前「MAKIKYUのページ」でも取り上げた「ブカブカ」した異様な感触の軟らかいモノ(好みが大きく分かれます)で、相互直通運転を行っている他社局の車両をはじめ、MAKIKYUとしては不評だった改造以前のツイングルシートよりも更に座り心地が悪く感じられる事は頂けない気がします。

ただこの600形は、以降に登場した地下鉄直通用新型車に比べると騒音や振動が少なく、同社の車両の中では居住性が比較的優れている事は特筆すべき点で、これは大いに評価できますので、今後の末永い活躍に期待すると共に、ロングシート改造の際には首都圏他社局と同程度のモノを採用すれば、随分と評価の高い車両になる気がしてなりませんが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様は如何お考えでしょうか?

ちなみに写真は運行番号「K」を使用する某大手私鉄へ乗り入れた600形で、この鉄道へ乗り入れる機会は多く、千葉県内でも姿を見かける事がよくありますが、この会社の車両が「開発を止めた某鉄道」に乗り入れる本数自体がさほど多くない上に、この会社の乗り入れ車両は幾つもの種類が存在する事もあって、「開発を止めた某鉄道」へ乗り入れて北総監獄で姿を見る機会は少なく、写真も某大手私鉄線内までの列車に充当された際のものです。