チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

JALとAIRFRANCE

2012年04月06日 | きれいな形

雨、20度、99%

 JARのマークがまた鶴丸に戻りました。以前の鶴丸よりは、スマートになったそうですが遠目には、同じように見えます。まだ、テロも少なく、以前の鶴丸でJALが飛んでいた頃の国際線のナイフやフォークは、火星人のマークの付いたマーシャのものでした。

 とにかく、フォルムがきれいです。口入れもカーブの具合がいいせいか、何とも優しい。そんなわけで、2組ほど我が家で健在です。と言っても、食卓では使いません。以前も書きましたが、台所で、味見、つまみ食いのとき使います。

 香港に住んで、25年。家人のおかげで、あちこち旅行する機会に恵まれています。飛行機に乗っても、機種だとか、スチュワーデスのお姉さんなどに興味のない私は、機内食と映画が楽しみです。機内食も、以前に比べるととても貧相なものになって来ています。多発するテロのおかげで、機内食のナイフやフォークは、味気ないプラスチックです。

 JALがマーシャのナイフやフォークを使っていた頃の、AIRFRANCEのナイフとフォークが台所の片隅から出てきました。いろいろなエアーラインにのっても、必ずナイフやフォークをもらうわけではありません。気に入ったものだけです。

    AIRFRANCRE.

           JAL.

 AIRFRANCEのフォークたちも2組。家人とピクニックにでもいく時のために、もらって来たものです。

 AIEFRANCEのメインカラーのブルーのラインが素敵です。

 でも、使い比べるまでもなく、見た目の良さも遥かにマーシャの、JALのものがきれいな形をしています。

 以前は、スチュワーデスのお姐さんたち、お願いすれば気前よくくださったものです。ご自分のものではありませんからね。そんなことも経営破綻の一端かもしれないと、視野の狭い私は考えます。

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RIMOWA リモワのスーツケース

2012年03月19日 | きれいな形

霧、20度、94%

 私の腰ほどもあるサムソンナイトのスーツケースを、2つもゴロゴロとひいて旅をしていたのは、息子がまだ小さい頃のことでした。家人のスーツケースも含めて3つのサムソンナイトがベットの下に眠っています。息子が、高校で日本に戻って以来、一人で旅することが多くなり、荷物の少ない私は、スーツケースを必要としなくなりました。グラネロの革のボストンバック一つで旅します。

 ボストンバック一つが10年以上も続きました。最近、定期的に実家の片付けに日本に戻ります。だんだんと腕の力も衰えて、少し無理かなと感じ始めていました。

 先月日本に帰る時、寒い最中ということもあって、家人のツルミのゴロゴロを拝借しました。ゴロゴロは、自分の体の幅一つ分より後ろにあります。引いている人はそのことに気付かず、後ろから来る人はかなり迷惑です。家人のゴロゴロを借りてみて、やはりとても楽なことに驚きました。でも、ゴロゴロが後ろにあることに変わりありません。

 さて、自分のゴロゴロを求めようと、見て回りました。昨年から、サムソンナイトもリモワも新しい化学樹脂の軽量タイプが出ています。色もとりどり。でも、今ひとつピット来ません。

 結局、リモワの少し重めですが、オーソドックスなジェラルミンのものに決めました。リモワのこのタイプ、デザインンの良さ、無駄のなさで以前から気になっていたのですが、どうも冷たい感じがします。

  今回、リモワを選ぶ最後の決め手は、360度回るコロコロです。つまり私の体の横に平行に持って行くことが出来ます。家人曰く、きっと私のことだから、5年ぐらいで飽きるだろうと。確かにそうかもしれません。

 このリモワ、家人からの誕生日プレゼントです。これからの私の旅の大事な伴侶です。

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テレジアンタールのグラス

2012年02月21日 | きれいな形

 晴れ、17度、78%

 ドイツにテレジアンタールという、きれいな名前のガラスの工房があります。古くは、ロザリオのビーズを作っていた工房で、バイエルン王国ルードウィッヒ1世のとき、その王妃の名前テレジアを授かって、テレジアンタールとなったそうです。

 テレジアンタールの、バッカスというシリーズのグラスに出会ったのは、もう17,8年前のことです。香港のレンクロフォードの食器売り場でした。 危ういくらいに薄手のグラスです。バカラなどの重厚感はありません。とにかく華奢で、愛らしい雰囲気でした。好きなものがあると、毎日でも見に通います。買う買わないを決めるのも、見ないことには決まりません。それにもう一つ、買っても、我が家の食器棚に納まるか、食器棚の場所も作らなくてはなりません。

  この、バッカスには、小さなラズベリーのようなガラスの固まりが4つ付いています。その下には綱のような細いラインも付いています。人によってはラズベリーをロゼッタといい、綱をリボンだとも言います。後から付けられるこの装飾、ビーズ工房の名残でしょう。ほかのシリーズも、テレジアンタールのものは、細工がほんとに細かくて、見惚れてしまいます。

 結局、この高さ9センチほどのグラスを6個と、ラズベリーがグリーンのワイングラスを2個求めました。

 裏には、 テレジアンタールのマークの王冠が見えます。残念なことに、ワイングラスの方は、ワインを飲みながら鰹節を削っていた私の手が滑り、ガシャン。もう一つも、カップの部分がコロットとれてしまいました。小さなグラスは今も作られています。ワイングラスは、製造中止です。軽い軽いテレジアンタールのグラスは、カリグラスだそうです。

 さて、製造中止のワイングラス、アメリカのReplacementに頼んで見つけてもらおうかと考えています。

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ブラウンの目覚まし時計

2011年07月29日 | きれいな形

雨、29度、83%、シグナル3

 3代目のブラウンの目覚まし時計です。3つとも同じ形です。ひげ剃りで有名なブラウン、ドイツの会社です。この目覚ましは、ディーター ラムスという人がデザインした物です。彼のデザインした物は、MoMAの愛称で呼ばれる、ニューヨークの近代美術館に展示されています。確か、一時この時計も展示されていたように思います。

 目覚ましをあまり使いません。隣で寝ている人を、あまりに早起きなため起こしたくなく、目覚ましが鳴る前に起きて消していました。10年ほど前でしょうか、隣で寝ている人のいびきがうるさくて、初代のブラウンの目覚まし時計と枕を持って、空いていた息子のベットに引っ越しをしました。そのうちに壊れて2代目を求めました。7年前パグ犬モモが我が家にやってきて、私と寝るようになりました。あるとき、何かの間違いで、目覚まし時計がなりました。パグ犬モモ、まるでバネのように飛び起きました。それ以来、絶対目覚ましはかけません。パグ犬モモの心臓が心配です。

 2代目が壊れて、また同じ物を探しましたが、どこにも売っていません。ネットで調べてみると、製造中止になっています。そこで、セイコーのこの時計を求めました。

  スッキリとしていればいいのです。その上、針には家人の会社の、N夜光が塗られています。セイコーですから丈夫で長持ち。ところが、先日、香港セントラルの雑貨屋さんをのぞいていると、ブラウンの目覚まし時計が売られていました。お店の人に聞くと、どうもデッドストックのようです。迷わずの求めて、家に帰るなり枕元に置きました。ところがいけません、セイコーさんは、元気にちゃんと仕事をしてくれているのに、居場所がなくなりました。どこの部屋にも、空気のように馴染んだ時計が、決まった場所にあります。さて、このセイコーさんの居場所を見つけてあげなくては。

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はじめて買ったカトラリー

2011年06月13日 | きれいな形

曇り、27度、89%

 30年以上前のことです。結婚して、カトラリーをそろえました。デンマークのカイ ボイスンがいいとか、柳宗理のカトラリーがいいとか言う以前の話です。

 二子玉川の高島屋で求めました。日本橋の本店ほどではありませんが、住宅街にあるので、家庭用品は充実していました。それになんと言っても、玉堤通りを走るバスに乗るのが大好きでした。売り場の棚は、大きく2段に分かれていて、上がラッキーウッド、下がマーシャンのものでした。今は、マーシャンのデザインが好きですが、そのとき買ったのは、ラッキーウッドのものです。

  スカンジナビア、というシリーズだったように思います。ご覧お通り、装飾のないシンプルなスタイルです。もちろん、こんなシャープなものでなく持ち手にデコレーションを施したものもありました。ものとの出会い、どうしてそれを自分が選んだか、というのには何か言葉にできない直感的なものがあります。しかも、ポタージュ用のスプーンを含めた、一人6本のセットを6人分買ったのですから。

 自分が作れる料理、それを盛りつける器、そしてカトラリーや箸。自分の枠を超えたものは使い切ることができません。どこかにその基準があるので、何となくテーブルの上が納まっています。この新潟燕市で作られたカトラリー、我が家の引っ越しに伴って、海を渡って香港までついてきました。こうして見ると、今でもいいデザインです。

 はい、今は香港で買い求めたものを使っています。

  ここ20年ほどは、こうしてクロスに包まれて、次の出番を待っています。息子のところに行くか、私たちが、セカンドハウスでも持ったときになどと思って、時折出してきては、洗ってあげます。今使っているカトラリーと見比べると、なんと自分の好みが変わっていないことに今更驚きます。

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エンリー ベグリン 革のものたち

2011年06月08日 | きれいな形

晴れ、28度、83%

 

 オミノの刺繍が施された革のもの。エンリー ベグリンの革ものが大好きです。バックや、靴でおなじみですが実は家具だってあります。

  両サイドにマガジンラックが付いたこのスツール、香港のセレクトショップ、ジョイスで求めました。今はなくなったジョイスのホームウェアー。ジョイスのホームウエアーでは、ほんとに世界中の素敵なものを見ることができたのに、もうこのコーナーを閉めて5年は経ちます。

 お店で見たとき、革の感じやステッチが大好きなエンリー ベグリンに似ているなと思いました。エンリー ベグリンとは知らずに買ったのです。

 配送にしてもらわずに、軽いので持って帰ることにしました。世界で一番長いエスカレータを使えば簡単にうちに帰ることができます。ところが、こんなものを抱えて人には会うし、エスカレーターに着いたらちょっと重く感じるようになりました。そこで、ひっくり返し手にぶら下げて持ってみました。つまり、椅子の裏が見えた訳です。そこには

  エンリー ベグリンのインボスがありました。わー、やっぱり!このときのうれしかったこと。

  椅子の足のところ、パグ犬モモがかじった跡があります。歯が生え変わるとき、よくガジガジしていました。

     マガジンラックのところを写そうとしているとご登場です。

 10年近く使っていますが、なかなかいい艶になってくれません。それに、大好きなオミノの刺繍は残念ながら付いていませんでした。

  

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マーシャンのカトラリー

2011年05月30日 | きれいな形

晴れ、24度、78%

 

 私の台所の一角に、スプーンやナイフをいれた入れ物がおいてあります。

  台所で、ものを取り分けたり、かき混ぜたり、味見と称してつまみ食いをするためのものです。決して、テーブルに上ることはありません。引き出物の半端や、エラーラインのものです。

 その中で、気に入っているスプーン、ナイフ、フォークが、

  これ。JALの古いロゴが入っています。機内食用なので、小振りです。デザイン的にきれいというだけでなく、スプーン、フォークの口入れがとてもよくできています。

 マーシャン、火星人というブランドです。

 頭に毛が5本あるマークが目印です。このブランドは、柳宗理のカトラリー、鍋類も作っている会社です。

  デザインがすっきりとしているのに、どこか暖かみのあるフォルムになっています。もちろん家庭用もいろんなデザインで売られています。日本には新潟の燕市で作られる、質のいい、そして最近ではデザイン的にも素敵なカトラリーがたくさんです。残念なことに、我が家の食卓用は、燕市のものではないのですが。

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缶の中身と缶のデザイン

2011年02月13日 | きれいな形

曇り、13度、74%

 

 空き缶が好きな私、周りの方たち知っていて素敵な缶を下さいます。もちろん中身も入っています。一番多いのが、やはりクッキー。おせんべいもチョコレートもあります。

 おせんべいがクッキーのような缶に入っていたら、そぐわない、おせんべいはおせんべいらしい缶、ということになるわけですよね。そして、中身のお味となると、缶がそれなりに素敵なものは、中の物の味もやはり美味しく思います。外見との相乗効果ではなく,中身のクッキーだけあっても美味しいということです。

 缶や、箱も好きですが、その缶や箱を包む包装紙も好きです。缶や箱、包装紙にまで心を配る店の作るものは、美味しいのでしょう。

  資生堂パーラーのクッキーの缶。

  クッキーにも資生堂のマークが。

 資生堂のパッケージは、私が小さい頃から今に至るまで、いつも素敵でした。ヨーロッパやアメリカに媚びることなく、日本らしくきれいだと思ってきました。

 この缶も蓋がクッキーのように、少し盛り上がっています。

 もちろん、中のサブレ充分においしいものでした。

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小さなミシン

2010年10月23日 | きれいな形
曇り、23度、63%


 わたしが使っているミシンは、小さなわたしでもラクに持ち運べるくらい小さい。
横30センチ、高さ25センチくらい。


 スイスのステラ社のもの。この会社、今は、日本のミシン会社に吸収されてなくなっている。

 小さいけれど、いろんな機能がついている。

   


 残念なことに、この機能をわたしは使いこなせない。まっすぐ縫うのがせいぜい。

 それでも出番だけは結構あって、縫おうと思うとすぐに出してくる。
 息子が幼稚園に入る前に買い求めた。幼稚園に入ると、いろいろな袋物を作ってやらねばと言う、親心。  ミシンなんて、それまでめったに使ったこともない。

 そんなわたしが何でこんなミシンを?

 ハイ、見た目がきれいだったからです。
 売り場のお姉さんの説明なんか聞いても、よく分らなかったように覚えている。

 日本から持ってきた電化製品のうち、このミシンだけが、まだ使用可能。
使うときは、こうして 変圧器に接続。


 28年もの間、よく働いてくれている。

 先日知ったこと、ニューヨークのMoMA美術館のグッドデザインの永久展示品のひとつが
このステラ社のミシンだそうだ。

 確かに、いつ見てもきれいな形。

       
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公共トイレ   香港

2010年10月18日 | きれいな形
晴れ、25度、74%



 狭い香港に、世界的に有名なブランドショップが店を連ねるショッピングモールが6ヵ所ほどあります。その中のひとつが、ここ、金鐘にある、太古廣場。

 ここの、公共トイレは以前から掃除をしてくれる人がいつもいて清潔でした。

 香港で、公共トイレを見つけるのはなかなか難しく、トイレのマークがあっても、鍵を借りなければ使用できないところもあります。

 太古廣場のトイレが長いこと改装のため、閉まっていました。

先日、久し振りに行ってみると、すっかりきれいに。

 上の写真が、入り口です。左に進むと


     

 ドアもなくいきなり、こういう光景が飛び込んできます。

 カーブのある板目のものがトイレのドアです 。 しかも、直線に並ばず、緩やかな弧を描いています。ドアを開けると、


    

 
今まで、公共トイレは清潔が一番と思ってきました。
このトイレを見て、公共トイレの概念がひっくり返ってしまいました。

  サインの出し方、照明、無駄がないのに温かみのあるデザインです。

  誰がこんな素敵な公共トイレを作ったのでしょうね?
 などと、一人唸っていると、後ろから声をかけられました。

 見ると、太古廣場の警備の人です。
 広東語で『何してるのか?』と聞いてきました。

 こういう時、わたし広東語が分らないふりをします。すると今度は英語でたずねてきました。

それで、『記念に写真を撮って、日本にもって帰ります。』と言うと、
すんなり行かせてもらえました。

 香港でも、商業施設のファシリティの撮影は禁止されています。
うっかりとはいえ、ちょっととドキドキでした。
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