晴れ、15度、64%
お隣シンセンの蛇口に一晩泊まったときのこと。朝、寒さにもめげず、ホテルのコーヒーショップも尻目に外に出た、家人と私。きれいに整備されつつある町並みを、スターバックスや洒落たパン屋さん、マクドナルドのある広場を横目に、「きっとあるよね。」などといいながら、歩きます。
このあたり白人の居住者も多いところ、そうは言っても、もちろん地元の人たちだって住んでいます。果物屋や、バイクの修理屋が見えてきました。あります、あります。
日曜日の早朝、人影もまばらです。でもちゃんと、こうして人々のおなかを満たしてくれる食べ物屋が、店を開いています。たいてい、どこに旅行しても家人と二人のときは、こうして地元の食べもの屋を、朝から探します。中国の北のほうでは、朝早くから大きな肉まん。寒いときなど、湯気がモクモク。見るからに暖かそうです。
この蒸餃子、福健料理の餃子の形。小さな店は若い夫婦がやっていました。デコラ張りの丸いテーブルが5つほど。背もたれのない折りたたみ椅子が、あります。
結構なメニューの量です。こうした蒸餃子と、麺が主なメニュー。組み合わせるとかなりの数になるというもの。
お値段にして、8個で8元。100円ぐらいでしょうか。熱々を運んできてくれました。麺とこの蒸餃子を食べる人、一人で、2つの蒸餃子を食べる人。皆あっという間に食べて出て行きます。メニューの一番初めが、この蒸餃子です。きっと、ここの名物なのでしょう。
日本にいると、焼き餃子が主流。中国に入ると、水餃子、蒸餃子がメインです。上海料理で焼き餃子のメニューを見ることがあります。
台所の設備のない家に住んでいると、一日3度の食事を、外で摂る事になります。こうして地元の人たちの住む界隈には、いつも、暖かな食べ物を出してくれる店が開いています。見渡せば、女性客は私だけでした。