曇り、15度、74%
私の写真ホルダーの中に「モモの忘れ物」というのがあります。モモが、遊んでいたぬいぐるみをそのまま放って置きっぱなしにしてしてるものを撮ったものです。
初めのころは、廊下やベットに転がっていただけでした。ある頃から、パグ犬モモの一番大事なねずみのぬいぐるみが折り曲がったような形で、物陰や、隅っこで見つかるようになりました。たとえば、
このねずみのぬいぐるみは、食後、必ずパグ犬モモが遊んでくれといって、持ってきます。
そこで、とても真剣なふりをして、ねずみを盗ろうとする私。この遊びの後、パグ犬モモはねずみをくわえて、狭い家の中をハッハッ言いながら、せわしなく動くのです。知らん顔をして、目で追っていると、ぬいぐるみを隅のほうに押し込んでいます。
ただ置き忘れたときのぬいぐるみは、こんなに曲がっていません。ソファーの上に上がって、前足でソファーを掻きます。そしてぬいぐるみを短い鼻で、隅に押し込むのです。
隠し終えたパグ犬モモの表情は、安堵感がにじんでいます。つまり私は、パグ犬モモの敵。
隠したままで、次の食後、ぬいぐるみを入れた籠にねずみがいないと、隠したこと忘れているので、小さいほうのねずみを持ってきます。