晴れ、6度
10か月ぶりに孫娘に会いました。まだ,1歳10か月です。会うのは5回目です。私のことなど覚えているはずはありません。会うと,泣きこそしないのですが心もとない顔をして私を見ます。そう20分程経ったでしょうか、手をつないで歩いてくれました。やっぱり不思議そうに私の顔を見つめています。香港から成田に入りました。成田から息子のたちの住む家は東京の南西のはずれでまでかなりの距離です。ちょっと、お疲れ気味の私です。
息子家族と一緒にとる夕飯、孫が同じものを食べれるようになって初めての食事です。そういえば1年ほど前に,義父母,この息子家族と福岡で食事をとったことがありました。あの時の義父の顔を思い浮かべます。義父は逝ってしまいましたが,いい思い出です。
不思議なもので,あやしたり遊んだりしないのに見ると孫娘,目が合うと微笑んでいます。何か感じてくれたのかしら。食事がすむと,私が抱っこしてあちやらこちやら。こうして小さな子供を抱くのは久しいものです。暖かさ,重さ,微かな子供の匂い。心が急に太って行くのを感じます。抱き方が下手な私、電車に乗ってみると可愛いバルーンスカートはめくれ上がって,熊さんのお尻がポッコリ出ていました。あら失礼。
夜ベットに入る前は儀式があるそうです。まずはお誕生日に贈った鳩時計に向かって,次はカーテンを開けてお月様に向かって, 最後はベットの上のパグたちにカレンダーに向かって,拙い言葉で「おやすみなさい。」と言ってベットに入ります。お嫁さんのご実家にはクロパグの「ボブ君」がいます。パグが好きな一家です。
この1週間,福岡の家の庭で,香港の家から,そして東京の空に月を仰ぎました。同じお月様なのに私の目に映るお月様,まるで別物に思えます。一人で見上げる冴え冴えとしたお月様も家族と肩を並べて見上げるお月様もいつも私たちを見守ってくれていると感じます。