チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

三日目の睡蓮とハスのお茶

2021年06月19日 | 

雨、22度、90%

 「三日花」と呼ばれる「睡蓮」、一日目、雨の中で重くゆっくりと開き始めました、二日目は晴れて満開の美しさを見せてくれました。三日目、再び朝から雨でした。それでも徐々に花を開きました。10時過ぎ、花を覗くと、 花芯の部分、雌しべがすでに「蓮の実」になり始めていました。午後3時やや閉じ始めています。雨をたたえて憂いを帯びた姿を褒めてやりました。今日はもう開きません。ひと片ひと片花びらを落として、緑の「蓮の実」が残ります。

 「ハスのお茶」を求めにカルディーに行きました。ベトナムらしいパッケージがお茶の棚の中ですぐに目に停まりました。 買うものはこれだけです。レジで「163円です。」と言われもう一度尋ねました。「163円です。」値段を見ないままレジに持って来ました。支払って思います。「こんなに安いお茶のはずがない。」ベトナムで買い求めた時でも高いお茶でした。家に帰りパッケージを見ると、 「香料」と書かれています。「ハスのお茶」は緑茶です。以前観たベトナム映画「時の流れの中で」でその作り方を知りました。まだ明けやらぬ内にハスの池に船を出します。閉じているハスの花の中に茶の葉を忍び込ませます。日が昇り、花が開くと茶の葉を集めてできるのが「ハスのお茶」です。花芯近くの香りをこうして茶の葉に移すのです。できる量も少ない「ハスのお茶」は調べると高級茶の「マリアージュ」では50グラム、6800円だそうです。私が買った「ハスのお茶」70グラム、163円。

 ともかく入れてみました。たっぷりの葉、熱湯で入れます。香りは確かにハスの香りです。 茶の葉はご覧のように雑な葉です。この葉に「香料」で香りを付けたもののようです。お茶のまろやかな甘さは少なく、喉に苦味が残りました。それでも懐かしい「ハスのお茶」です。薄く薄く入れて冷やして喉の渇きを潤すのに飲むつもりです。いい「ハスの茶」はこのお茶ほど匂いがきつくありません。飲んだ後にかすかに後を引く甘みがありました。でも163円、懐かしさを味わうには安すぎます。

 見出し写真は午後3時過ぎの「睡蓮」です。最後まで優雅です。今年幾つの「睡蓮」をこうして眺めることができるかしら、贅沢な喜びです。

コメント (2)
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