晴、24度、89%
朝が凌ぎやすくなりました。この1週間、朝の涼しさで気付いたことがあります。この夏は「暑さ疲れ」が出ていたことです。暑さからくる疲れなんてと思っていたのですが、どこが悪いわけでもないのに下肢が重く怠い日が続いていました。友人に言われて初めて、暑さからくる疲れと知りました。朝の涼しさが体調を戻してくれました。暑さと雨が少なかったことから庭のたくさんの植物を失ったこの夏でした。
心地よく肌に吹く風を感じると、「ちょっと早いかな?」と思いながら「三匹の狐」のテーブルクロスに手が伸びます。オレンジの狐と濃茶、黒の配色、十一月の方が似つかわしいのですが、まだ明るさが残る十月に居間のテーブルにかけました。 「三匹の狐」は親子だろうとこのクロスがかかっていると森の中に住む狐の話を頭で作ります。秋にしか出てこないクロスです。
床の間には「十一面観音」をかけました。 細い掛け軸です。表装の生地が素晴らしく「十一面観音」の表情と共に私の好きな一幅です。日本に一体何体の「十一面観音」があるのでしょう?長く日本を離れていましたので実際の「十一面観音」を見たことがありません。彫った人によってその顔もそれぞれ、いつか「十一面観音」を巡る旅がしたいものです。
テーブルの上の本は今読んでいる本に登場してくる「ロートレック」の画集です。 「ムーラン・ルージュ」のポスターが街を席巻した理由がわかります。小柄な「ロートレック」のモノクロの自画像も好きな一枚です。
今月の「モモカレンダー」は7歳の頃のモモ。モモは亡くなる数日前までぬいぐるみと遊びました。 この写真、ぬいぐるみに手を添えているだけですが、私が少しでも近づけば両手で押さえ込みます。私に取られると思っていたのでしょう。つまりモモにとって私はぬいぐるみをめぐる敵対者でした。今のココと同じ年頃、ココは全くぬいぐるみに興味がありません。
秋が深くなってくれないかと、空を見上げます。街路樹の銀杏がかすかに黄色に染まりました。天気予報では日中の暑さはまだ続くのだそうです。ため息。
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