晴、21度、70%
バナナの葉に包まれたベトナムソセージ、「ムーヨー」と呼ばれます。豚肉のソーセージで「ホー麺」に乗っていたり和え物、炒め物に使われます。香港では冷凍食品の店に行くとバナナの葉に包まれたまま売られていました。日本にも冷凍で輸入されているらしいのですが、売っているところが近くにありません。そこで作ることに。
豚の挽肉をさらに滑らかにして味付けはナンプラーとコショウ、レモングラスです。柔らかさが欲しいのでつなぎにコーンスターチを入れました。この肉をバナナの葉に包んで蒸します。でも、バナナの葉がありません。「ハランの葉」にしようか「ふきの葉」にしようか迷いましたが「イチジクの葉」で巻いてみました。 「バナナの葉」は香り付けだけでなく、殺菌作用があるそうです。東南アジアではラップ代わりに使ったりお皿としても使われます。「イチジクの葉」は殺菌作用はありません。蒸すとどんな香りがするのかな?「イチジク」らしい甘い香りが立ちました。バナナの葉は清々しいどちらかというと「青竹の葉」の香りに似ています。
出来上がった「ムーヨー 」は柔らかすぎましたが、懐かしい味です。使い道の広いソーセージです。まずはそのまま、
「ムーヨー 」に限らずソーセージは家で簡単にできます。味付けを変えて、ホイルやラップに細長く包むだけです。
「イチジクの葉」の蒸される間の香りを嗅ぎながら、チキンでも包むと美味しいだろうなあと想像しました。葉っぱに包む料理やお菓子は地元にある葉を使ってそれぞれの国で違います。葉っぱに包む、それだけで幸せな気分になります。