晴、7度、53%
庭にはすっかり花がなくなりました。ツワブキ、ホトトギス、シュウメイギク、ダイモンジソウ、どれも枯れた花をつけたまま、種を取るのを待っています。例年なら「ビオラ」が咲きはじめますが種から育てている「ビオラ」は今年は生育が不良です。芽が出ても溶けてしまったものまであります。
そんな殺風景な庭ですが、 真夏を除いて一年中咲いているのが「ローズマリー」です。大きくこんもりと茂った「ローズマリー」は春になると薄紫に見えるほどに花を咲かせます。初夏、種になり夏は緑の「ローズマリー」です。
ハーブ畑の横に白い花が見えました。ポット植えの「いちご」です。今、庭に咲いている花は「いちご」と「ローズマリー」だけです。夏だと「いちご」の花が咲いていても気にも留めません。そのうち「いちご」になるのを待ちます。ところが何もないこの時期にポツンと白い花、しゃがんでじっと見入ります。いちごはバラ科です。野バラのような花です。「いちごができるかな?」あれだけいたミツバチも姿を見かけなくなりました。自家受粉し難い「いちご」です。と、この花の下に 私が気付かずにに咲いていた「いちご」の花の後、緑のいちごが見えています。真っ赤な「いちご」になって欲しいので、日当たりのいい所へポットを移しました。
冬の庭に一輪咲く花は健気です。椿の花芽はもう少しで開くでしょう。葉を落としたバラたちも茎の中には花が眠っています。「いちご」の花一つ、心にも明かりをくれました。