雨、9度、70%
昨日、結婚して47年目になりました。46回目の結婚記念日でした。「結婚記念日おめでとう」というのはなぜかしら?などと一日ボンヤリ考えました。「おめでたい」のかな?喜ぶことではありますが、「おめでたい」とは違うかもしれない慶事です。
手持ち金8,000円から始まった生活、いろんなことがありました。普通のご夫婦と同じです。いい時もあれば悪い時も、離婚を考えたことも幾百回。続けることはお互いの努力です。その努力を讃えて、「よくやったね。」そして今からも続きます。でももう先は46年もありません。そう考えると気が楽になりました。
主人は香港で祝うと言って来ました。頂き物の小さな「チョコレートケーキ」を私は開けました。「種のケーキ」、ヨーロッパの「シードケーキ」を日本風にアレンジしたケーキです。ほとんど甘くありません。カカオの香りと苦味がよく、硬いけど味の深さを感じます。「和三盆」が添えられていましたが、この苦味が好きで使わずに食べました。 強いて言えば、もっとナッツやお豆が入っていて欲しい。10センチにも満たないケーキです。全部食べれるつもりでしたが、濃厚なチョコレートでお腹がいっぱいになりました。
甘いケーキを食べた方がよかったかな?カカオの苦味が46年の結婚生活のに重なります。甘いばかりでない、まだこれからも決して甘くはないと心に思いながら、「おめでとう、ありがとう」