雨、20度、94%
前回の主人の香港から持ち帰ってくれたチーズ、最後の一つになりました。賞味期限の早いチーズから順に食べて行きます。「ヤールスバーグ」初めての名前のチーズです。裏書に「アイルランド産」と書かれています。「アイルランド」のチーズも初めてです。
イギリスのお隣の「アイルランド」のチーズはイギリス同様「チェーダー」が主流だそうですが、この「ヤールスバーグ」は元々は「ノルウェー」発祥のチーズだそうです。封を切ると大きなチーズが出てきました。大きな穴あきチーズ、まるで「エメンタールチーズ」のようです。香りは間違いなく牛の乳です。その姿がオブジェのようで見惚れます。
「ノルウェー」のチーズも未だ口にしたことはありません。北欧のチーズ、山羊も多いのかな?などと想像します。「ヤールスバーグ」は見た目通りスイスの「エメンタール」を模して作られているそうです。大きな穴はチーズのデザインの代表格。「チーズアイ」とも言われる穴はバゲットの穴のようにガスが発生するからとも言われています。「チーズフォンデュ」に使われますから、熱で緩やかに溶けます。私はもちろん夜のワインのお供です。穴が面白いので、ナイフも穴あき。 このナイフは本来「カマンベール」のようなベッタリしたチーズを切るためのナイフです。
癖のないまろやかな味、ナッツが弾けたような香りが後に残ります。イギリス経由で香港に運ばれ、主人の荷物に入って我が家に届きました。長い旅でしたね。美味しいチーズ、世界中にたくさんです。