曇、20度、62%
一年を通してハーブの一角だけは緑が絶えません。雪を被ってもすぐに跳ね上げるように雪を払い大きく育つハーブたちは春になると花を咲かせます。我が家のハーブは私の大事な食料源です。
ハーブは雑草だと思っています。雑草にある種の薬効を見つけたのは人間です。料理の香りづけ、飾りではなくムシャムシャと食べる青虫のようにハーブを野菜がわりに使います。雑草の花はどれも小さく、目立ちたがり屋ではありません。その小さな花を一つ一つはよく見れば精巧にできています。そして大きな花よりミツバチを集めます。
「ルッコラ」の花はいつもだらしなく見えます。このピリリとした葉っぱの味は冬には欠かせません。
雨に濡れた「ディル」もう少し黄色に色付きます。時にブーケに使われる「ディル」の花です。
「パセリ」「イタリアンパセリ」は白く花咲きます。花芽はぐっと茎を伸ばしてつきます。
見出し写真は「パクチー」の花。寄せ集まった花に目が停まります。
ハーブの一角は今、夏のハーブたちが芽を出し始めています。夏冬の入れ替わりの季節です。ハーブの花が種になるのを辛抱強く待ちます。秋にはその種を蒔きます。こうして私のハーブたちはぐるぐると回りながら私の命を支えてくれています。
「ディル」「パクチー」は種も香辛料として使います。枯れて種をつけるまで見苦しいこのひと月です。次の世代へのバトンタッチです。そんな思いで「ハーブの花」を見つめます。
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