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雨、18度、86%
先週の土曜日は各地の学校で運動会が行われていました。朝からスピーカーからの声が遠くに聞こえます。小学3年生の孫娘も運動会でした。孫娘の運動会をまだ見に行ったことがありません。香港にいたこと、コロナが原因です。いつも運動会が終わる頃には家族からビデオや写真が送られてきます。
運動会も昔とは違い春に行われ、家族揃ってお弁当を広げる様子など見ることができなくなりました。今の子供たちにとってはそれが普通なのでしょう。今年送られてきたビデオは「集合体操」「徒競走」でした。老眼鏡をかけ孫娘を探して、その姿を追います。「ここにいるわ。」
やっぱり興味あるのは「徒競走」です。「何番かな?」後ろ姿だけでは判明つかず、家族に電話して尋ねます。今年は2番でした。最初のカーブで前の子を追い抜き、直線に入りゴールです。この直線で後ろの子に抜かれて2番になったようです。このババ、幾度もビデオを見ました。昨年はピリでした。なんとも力無い走りでピリでした。今年はやや俯き加減で2番でした。「頑張ったね!」と思います。そう思う側から「直線に弱いわ、ということは最後の粘りがないのよね。」などと思っています。
香港の主人にもLINEでビデオを送りました。しばらくすると、「手の振りがね?」などとLINEで返事が来ます。主人もビデオを繰り返し見ているようです。ジジ、ババ揃って「頑張ったね。」と思うもののあれこれと思い巡らします。特にババはうるさい。
走るのが早い遅いなんて、生きて行く上で大したことではないと知っています。なのに早く走って欲しいと思う私に一人で大笑いしました。もしも、ラストで下向き加減でなく、歯をくいしばる孫娘の姿を見たらきっとこう思うでしょう。「この年でここまで意地があったら、将来怖いわ。」そう思うと、意地など持たず女の子らしく下向き加減の子の方が好もしく思えます。何れにせよババはうるさい。
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