曇、13度、60%
昨日は桜の満開宣言が出た福岡です。都市化が進んで南の地方より早く桜が咲くのだと知りました。桜前線が今から北上です。桜、桜と喜んでいると、お魚屋さんに並ぶ魚たちの顔ぶれにも変化が出て来ました。「鯛」は一年中美味しい福岡ですが「連呼鯛」と呼ばれる小ぶりな鯛が春を教えてくれます。「ハマチ」は養殖ですから一年中これも美味しい。新鮮なお魚が美味しいのは嬉しいことです。しかも驚くほどお安く買うことができます。
長い銀ピカの体の「太刀魚」、大きな目と私の目がバッチリと会いました。あの薄っぺらな「太刀魚」ですが「お刺身用」と書かれています。おろし方がわからないので柵どりにしてもらいました。上半身、二百八十円でした。 早速その晩は薄造りにして「太刀魚」のお刺身をいただきました。 白身ですからたんぱくながら、身の締まりが良く歯ごたえ十分です。臭みがないのはもちろんですが、焼くとほろっと身が離れる「太刀魚」のイメージと違います。魚好きの主人が「太刀魚のお刺身」というのがわかります。
福岡では「ハマチ」「カンパチ」の方が「天然ブリ」よりお高く売られていることがあります。時には「ブリ」の倍の値段です。養殖魚の方が脂が乗っています。養殖でも身も締まっています。「天然ブリ」の4分の1身が二百九十円、長い柵どりで売られています。「買うしかありませんね。」横には半量の「カンパチ」が五百八十円。「天然ぶり」はやや赤みがかっています。その晩は「ブリ」をやや厚めに造りました。しゃぶしゃぶ以外は「ブリ」は厚めに切ります。 お造りしながら、「ブリ」の身の締まり具合を確かめます。いい感じに指先に弾力を感じます。脂が少ない分、旨味に欠けますがさっぱりと箸が進みました。
新鮮なお魚が安く手に入る、幸せなことです。帰国後5年目にしてやっと一年間の福岡の魚カレンダーが頭に入って来ました。「貝」が美味しくなり始ています。魚屋さんを覗くのは楽しみです。「アジ」一匹がお刺身用で二百五十円で売られていました。「今日は買いに行こう!」
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