晴、21度、91%
博多座に年数回、歌舞伎がやって来ます。「博多座」は中州にあり近くを流れる「博多川」では公演の前に役者が船に乗り顔見せをします。今年は4年ぶりにこの「船乗り込み」がありました。歌舞伎役者さんには疎い私ですが足を運びました。
昼の部、「廓三番叟」「人情噺文七元結」「太刀盗人」の三演目です。どれもわかりやすいお話、昼間のことでもありお昼ご飯の中休みもはさみあっという間でした。歌舞伎の観劇ですから着物姿の方が多いと思っていましたが、皆さん普段着にも近いラフな服装、「歌舞伎」がこんなに身近になったことに驚きました。中休みロビーに出てまたびっくり!私の出身高校の生徒たちも来ています。夏服ですから男子生徒ではわからなかったのですが、女の子の特徴ある制服でそれとわかりました。高校時代から本物の「歌舞伎」に触れることができるいい時代です。
贔屓の役者さんがいるわけでもありません。好きな役者さんはと聞かれるといまだに亡くなった坂東三津五郎さんと言ってしまいます。お話の流れより、舞台装置の面白さ、暗転などに気が行きます。回り舞台や舞台画、衣装替えのカラクリなど、昔から人を魅了して来た「歌舞伎」です。「音羽屋」「成駒屋」の掛け声が間をよくかかります。この声の主いい声をなさっていました。
昨日は久々にからりと晴れ上がりました。アーケードのある「下川端商店街」を帰りにはゆっくり歩きました。店の前には役者さんの幟が風で揺れています。 この公演が終われば7月の「山笠祭り」に向けて鉾が立ち並ぶ商店街です。「山笠」も今年は昔ながらの姿に戻ります。博多の匂いが夏に向かっています。
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