冬の薔薇
2022年12月14日 | 花
小雨、10度、64%
曇がちながらさほど寒くなかった昨日、部屋から裏庭を見ていました。やたらに徒長した薔薇の枝が目立ちます。庭にある薔薇の木は8本、内3本は冬でも葉をつけてポツポツと花をつける4季咲きと呼ばれる品種です。残りは葉を落として裸木になります。雑に見える徒長した枝を切ろうと庭に出ました。まだ本格的な剪定をするには早いのですが、思い切りよく鋏を入れました。
切った枝を集めていると、小さな小さな蕾をつけた枝が一本落ちていました。高く伸びた枝を落とす時下から見上げて切るので蕾の有る無しに気づかなかったようです。「よかったゴミにしないで。」小さく色も地味な蕾を反故にしてしまうところでした。部屋に持ち入り刺しました。
春先にはアーチを這うこの薔薇は柔らかいピンクのしかも香りの良い花を咲かせます。春にはメダリオン咲きともいわれる幾重にも花びらが重なった花です。大輪ではありませんがアーチをずっと彩ってきてくれています。季節外れに咲くと、不思議!単衣のおとなしい花姿です。香りもありません。
この時期の薔薇は蕾から開花まで3週間もかかるものもあります。先日はじれったくなって蕾を切って父母に供えました。しばらくしたら大きく咲きました。「この小さな蕾は咲くかしら?」あまりにも小さく頑なに閉じています。
今日から気温がぐっと下がる予報です。週末は雪マークが並びました。庭の薔薇の蕾は寒さの中花を咲かせてくれます。生命力を見せてもらえる貴重な花です。この小さな蕾、咲いてくれますように。
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