雨、21度、92%
白に赤の筋が入る椿の花が咲いたのは3月に入った頃でした。椿の花はどれもよく見ると華やかです。色のコントラスト、花の大きさ、雌しべ雄しべのかたまり具合で一層美しさが強調されます。まだ膝ほどの若木です。花数も少なく早く大きく育って欲しいと願います。
この椿の木に実がついているのを見つけたのは6月のことでした。緑と深い赤の混じった実が葉陰に見え隠れしています。色付くまで気付かずにいたのです。まん丸な椿の実は日増しに色鮮やかになりました。その色たるや深い深い赤です。しかも径が5センチ以上もあります。そしてその葉と同じように艶やかさを放っています。
花が咲けば実がつくのは当然ですが、私は「椿の実」を実際に見たのは初めてでした。首元から落花する椿です。実になることはないと思っていたのかもしれません。
色のせいでかぶりついて食べたいと思う「椿の実」ではありません。「椿油」は圧縮すれが絞れそうですが、たった4個の「椿の実」です。椿の実の中には大きな種が入っていて、夏を越え秋も深まる頃「椿の実」はその種を弾くのだそうです。カラカラに乾燥した「椿の種」を土に埋めて育ててみようと思っています。
種からの成長は楽しいものがあります。どんな大きな木になる植物でもその「種の発芽」はほんの小さな緑です。庭には「あんず」「りんご」「アボガド」の幼い苗がこの春加わりました。「あんずの木」「りんごの木」「アボガドの木」に育ってくれるでしょうか。
晩秋に「椿の種」を蒔き、来春「椿の発芽」の報告ができればとまたひとつ庭の楽しみができました。
初めて見ました。
椿って、実がなるのですね、知らなかった!
遠目に見ると👀、りんご🍎のように見えます。