チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

見ることの出来ないDVD

2019年09月20日 | 日々のこと

晴、20度、83%

 香港からの最終の引越しの荷物には、DVDも入れました。しかも今後繰り返し見るだろうと思われるものだけを持ち帰りました。ジャケットのかさを減らすために、ファイルにしまったものは240枚、全部で300本近くの映画です。

 帰国後すぐにDVDなど見てる暇はありませんでした。昨年久しぶりにDVD見ようとすると、映像が映りません。DVDを買った香港と日本とでは地域差があるからだそうです。この地域差、リージョンを変更すれば使えるというので、そのためのアプリを導入しましたが時間がかかります。また業者に頼むこともできます。調べてみるとお値段が素晴らしく高くて手が出ません。つまりこの1年、見ることのできないDVDを仕舞ったままでした。

 最近、Amazonのプライムビデをなるものを発見しました。Amazonが提供してくれる数多くの無料のビデオがあります。レンタル、購入が必要な新作もあります。無料のビデオには新作に近い「万引き家族」までありました。レンタルだって映画館に行くよりずっとお得です。それに保管に場所を取りません。

 実は持ち帰った300本近い映画全てを点検しました。ほんの5本ほどはリージョン変更しなくても見ることができます。残りを思い切りよく捨てることにしました。

 海外旅行の案内書に海外で購入のDVDは使用不可能なものがあります、と書いてあるのはこのことなのだと納得しました。もちろん持ち帰ったものは全て海賊版ではありません。

 Amazonのおかげで見ることのできないDVDの始末ができました。国と国をまたぐ引っ越しは国内の引越しに比べて無駄なことが多いものだとつくづく思います。

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落ち込んだ時はサザンを聞こう

2019年09月19日 | 日々のこと

晴、22度、75%

 この半年、心に掛かることがあります。気が付くとふと溜息。自分のことではないのできっぱりと気持ちの収まりどころが見つかりません。こんなに長く気持ちが落ち込んでいることは私にしては珍しいことです。そこに追い打ちをかけるように、新たに心配事が出てきました。私たちの年代は、上の世代を送る勤め、下の世代を見守る勤め、そして自分自身も体力の低下や病気といった実際的なことと向かい合わなくてはなりません。若い頃とは違い気持ちの浮き沈みは少なくなったものの、一つ一つを片付けて行くには気力も体力も必要です。心をコントロールする術も少しは身に付いてきています。

 昼間はせっせと体を動かしていれば、気持ちは他所に向いていてくれます。ところが夕飯の後ドンと座った後からがいけません。滅多に見ないテレビを見ていても気持ちは心配事に向かいます。庭に降りると秋の下草に虫の声、心が晴れているときはその涼やかさを存分に楽しんで空でも見上げます。気が重いときは何故か視線まで下向き加減です。

 そんな時、昔から助けてもらっているのが「サザン」。CDを出してきて聞きます。出来たらアップテンポのものがよろしい。ご近所迷惑も承知でボリュームは大きめ、聞くだけではなく自分も歌います。「カラオケ」効果だと思います。気持ちは高揚し体に溜まっていたものがすっと抜けてくれます。そして、その後数日はサザンの歌に背中を押されているような気がします。

 さて、それでもまた気持ちが落ち込みそうなときはどうしましょうか?

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ウォッカの瓶買い

2019年09月18日 | きれいな形

晴、24度、81%

 ウォッカをよく飲んでいた頃があります。無色、無臭、度数の高いお酒です。ソーダで割っただけでもすっと喉を通ります。いろいろなカクテルのベースにも使われます。私は「綺麗なお酒」だとずっと思っています。蒸留酒ですから翌日にも残りません。すっとして綺麗なお酒ですのでクイクイと飲みます。足元がおぼつかなくなることはありませんが、時折呂律が回らなくなることがありました。脳の病気を心配した主人にウォッカは止められました。で、以来ワインです。

 ポピュラーなウォッカに「スミノフ」というブランドがあります。お酒屋さんに行くとスピリッツの棚をよく覗きます。「スミノフ」の横によく似た瓶があります。「スミノフ」は透明な瓶に赤でロゴが描かれています。こちらはお酒自体は白濁、透明な瓶にグリーンのロゴです。「スミルノフ」という「スミノフ」をベースにした出来合いのカクテルだそうです。キーライムで香りづけされて、グラスに注いで氷を浮かべるだけでカクテルの出来上がり。度数もすでに割ってありますから12%とワインより低めです。

 この夏は暑い日が続きました。お酒屋さんでスピリッツを見ていると出来合いの「スミルノフ」はもう輸入されないと書かれています。ウォッカの「スミノフ」はロシアで作られています。こちらの「スミルノフ」のカクテルは韓国製です。もう輸入されないと書かれている上に暑い毎日です。夕飯の前に冷たくした「スミルノフ」のキーライムのカクテルをぐっと飲むといいだろうなあと思います。「スミノフ」にそっくりですがグリーンが綺麗な「スミルノフ」の瓶も夏の暑さに涼しげに見えました。飲みあげれば自家製の梅酒でも入れて置こうかと、最後のひと瓶を買いました。

 家に帰ってお酒のストックののところに置いたまますっかり忘れていました。夕方には秋風が立つようになりました。「スミルノフ」を見ても氷を浮かべて飲もうとは思いません。瓶が綺麗なのでストックの一番前列におきました。封を切るのは来年の夏まで持ち越しです。お酒も瓶の姿の良し悪しが大事です。

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捨てられない雑誌

2019年09月17日 | 

晴、24度、77%

 私は雑誌が大好きでした。今でも好きですが、これといった雑誌が最近ではありません。若い頃は本屋さんで片端から立ち読みをしていました。もちろん買い求める雑誌もあります。そして、本とは違って潔く始末して来ました。必要な記事や好きなグラビアはスクラップして取り置きます。 話題別にファイルしてあります。このファイルは半年に一度は入れ替え、又しても捨てられるものが出て来ます。40年間、変わらずこの同じ量のスクラップです。もちろん40年前のスクラップもまだファイルされています。

 溜め込まない雑誌ですが、捨てられない雑誌が幾冊かあります。「フードアンドワイン」は香港にいた頃ほぼ毎月買い求めていました。その中でも1990年と1991年の2冊がどうしても捨てることができません。このころの「フードアンドワイン」の写真は最近のものと違いやや暗めですが、とにかく素敵な写真が多く載っています。記事を書く人もアメリカの料理家の中でも今はない「ジュリアチャイルド」や「リーベイリー」最近日本でも翻訳が出て来た「アリスウォーター」など豪華な顔ぶれです。

 「ゴーメット」という雑誌は特集がいい時にだけ買い求めましたが、手元に残っている2冊はいずれもパリの特集です。 2001年と2008年ですから今や観光案内にもなりません。この2冊も写真がとても素敵です。要するに写真を見ては「綺麗だなあ。」とため息をつきます。料理専門の写真家の撮るものもそれぞれの個性が出ます。料理の本を買うときも書いた人も大事ですが、必ず写真家の名前を確かめます。長年こうして写真家の名前を確認してきたおかげで、日本の料理写真家なら一目見てどなたが撮ったか当てることができるほどです。

 香港から帰国の時は本当にたくさんの本を捨てました。一時は後悔したほど捨てたのにこの4冊の雑誌だけは大事に持ち帰っています。写真を見るだけではなく幾度も読み返します。料理の本といっても料理の作り方ばかりではありません。私が一番興味があるのは、それらしき皿に盛り付けられた、盛り付けやセッティングに一番目が行きます。

 いつかバッサリと捨てる日が来るかしら、とまた手に取ります。

 

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ガラスのお醤油差し

2019年09月16日 | 身の回りのもの

晴れ、25度、81%

 夏に入ってお醤油差しをガラスのものに替えました。欲しいガラスのお醤油差しがあったのですが、食器棚に昔から使っていた酢醤油を入れるガラスの入れ物がありました。レトロな中華料理屋さんに今でもあるような入れ物です。どうやってこの入れ物が我が家に来たのか記憶にありません。それでも、香港に連れて行き、また連れ戻っています。

  ガラスの栓を外して使います。この栓に中の液体をタラタラとかけると大量に出るのを防げます。決して質のいいガラスではありませんが、この栓の部分がカットされていて光が反射してキラキラ光ります。長年使っているので栓の下の部分が欠けています。

 お月見の晩でした。このお醤油差しをテーブルに出していると急に似つかわしくないなあと思いました。早速、陶器のお醤油差しに替えました。昼間はまだ暑いのですが朝晩の風はすっかり秋色です。服も秋のものを用意してタンスに入れました。テーブルの上に並ぶ食器もひとつまたひとつと夏物から衣替えを始めます。

 

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彼岸花

2019年09月15日 | 庭仕事

晴、26度、91%

 昨年の10月ごろに彼岸花の球根をいただきました。花が終わった球根でした。「白い彼岸花ですよ。」とのことで早速庭のもちの木の下に球根を植えました。すると緑の綺麗な葉が真冬になるまでもちの木の下を彩りました。彼岸花は花が先に咲きそれから葉っぱが出て来ます。その綺麗な葉っぱを主人が見て、「これなあに?」「来年が楽しみな白の彼岸花よ。」と応えました。聞いてくれなければ、もしかしたらまた雑草と思って引っこ抜かれていたかもしれません。

 8月の終わりにもちの木の下に小さな花芽が出ました。すくすくとまっすぐに伸びます。確かに白い花芽です。2日前から一番背の高いのが開き始めました。すると花弁の縁はややオレンジ色をしています。 開き切るとそのオレンジ色が全体に薄く初めて見る彼岸花の色です。

 小さい頃、田んぼの畦道に見た彼岸花はどれも真っ赤でした。しかも群れて咲きますから綺麗でした。30年ぶりに帰国して園芸店に足を運ぶようになって驚いたことがたくさんあります。その一つが「リコリス」です。球根の写真は彼岸花、しかも赤だけでなくオレンジ、黄色、ピンクに白まであります。畦道に咲くとばかり思っていた彼岸花が、「リコリス」なんて呼ばれて園芸品種になっていました。この「リコリス」の球根を見るたびになんだか寂しく思いました。彼岸花は昔のままの赤で、田んぼに生えていればいいと思うからでしょう。

 でも、白い球根の彼岸花を頂戴すると期待してこの1年待ちました。素敵な花色です。考えてみればもう田んぼのあぜ道すら少なくなっています。色とりどりの彼岸花がお庭に咲くお家もあります。私が庭仕事を離れていた30年、園芸の世界も素晴らしく発展していたのです。球根は植えてままで来秋もまた花を咲かせてくれると思います。お彼岸には主人の実家の霊園に参ります。山道に向かう時、わずかに広がる稲穂の田んぼに赤い彼岸花を見ることができます。 

 我が家の庭は友人たちからの贈り物でいっぱいです。みなさん、ありがとう、無事に育っていますよ。

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ハエトリクモ

2019年09月14日 | 日々のこと

晴、26度、85%

 先日、クリーニングを出しに行きました。受付のテーブルの上で風呂敷を広げたら、ジャケットと一緒に小さなクモが1匹出てきてテーブルの上をささっと歩いて行きました。お店の人は気付きません。我が家のクモです。

 暖かくなり始める5月くらいから我が家には小さな「家グモ」「ハエトリクモ」と呼ばれるクモが出現します。2ミリほどの小さなクモです。どこの部屋にもいます。一体何匹いるのかしら。 ピクチャーレールの上を走行中。 カーテンにもすっと登ります。お手洗いにもお台所にもいます。お風呂に湯を張る時は要注意、バスタブの中に「ハエトリクモ」がいないのを確かめます。害がないと勝手に思い込んでいるので殺したりしません。この小さなクモは家の小さな虫を食べているそうです。しかも、蜘蛛の巣を張らずに生活します。すばしこく走ります。我が家の「ハエトリクモ」たちにとって一番の脅威はココさんです。小さな動くものを見ると捕まえようとします。「クモさんは逃がしなさい。」と一言。ルンバ君がお掃除をしてる時も気配を感じるのかうまく逃げています。

 私が小さい頃は大きなクモが家の中にもいました。子供の手のひらほどもある大きなクモたちでした。改築後はさっぱり姿を見ません。庭のクモも小型化しています。庭のクモは蜘蛛の巣を張りますが、か細いクモばかりです。

 そういえば数年前、この家から香港の家に帰ってトランクを開けたら中からこの「ハエトリクモ」が1匹出てきました。飛行機に乗って旅行したクモです。ちょっと寒くなり始めると全く姿を見ません。どこかで冬越しをするのだと思います。こうしてキーを叩く私のすぐ側までやって来ます。名前の通りハエやアリを食べているのでしょう。夏の間の「ハエトリクモ」との共同生活もそろそろ終わりに近付いています。

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クルクマ

2019年09月13日 | 庭仕事

曇、26度、87%

 「クルクマ」という名前のかわいい花を何かの雑誌で見ました。庭に欲しいなあと思っていると、「緑の指」を持つ友人が「クルクマ」の球根を庭に植えたと言います。そこで、近くの園芸店で「クルクマ」の球根を探しますが、こんな珍しい球根は見つからないままでした。「来年の春には庭に欲しいなあ。」思っていました。

 夏の終わりのこの時期、寄せ植えの鉢も急に元気がなくなり庭には朝顔や四季咲きのバラがポツポツと咲くばかりです。温度が下がり始める十月にでもなるとまた草花が園芸店に並びます。少し彩が欲しくて遠くの園芸店に足を運びました。この園芸店はバラなどの苗も珍しい品種やいいものを置いています。もちろんその分お値段も高めです。「敬老の日」向けの草花のギフトが並んでいます。華やかな花はほとんどありません。花の時期を過ぎた苗が安売りされています。買うものはないなあと諦めかけていたところに、かわいい花がチラッと目に入りました。かわいいというかちょっと変わった花です。「もしかして?」と名札を見れば「クルクマ」です。真っ白の花、ピンクがかった花、少し色にグラーションがある花、どれも想像通りにかわいい。ひと鉢買い求めました。

 花びらはやや分厚く、中心がピンクで外に向けて白く、グリーンで縁取られています。いくら見ても飽きない可愛さです。葉っぱは葉蘭の葉のような深い緑です。

 実は「クルクマ」名前も花も可愛いのですが、「ウコン」という別名があります。またの名は「ターメリック」。カレーに使われるあの黄色い粉です。数年前、友人から「ウコン」の球根をもらいました。乾燥させて粉状にして「ウコン」として使いました。いつも使っているインドやパキスタンの「ターメリック」とは違いまろやかな味でした。買ってきた「クルクマ」を植え替えるとき見ればあの時の黄色い球根です。

 肝臓の薬、沢庵の黄色い色、大事な陶器を包む黄色い布、全て「ターメリック」この「クルクマ」の球根の色です。球根からは想像もつかない優しげな花です。熱帯の植物ですから冬越しが問題です。来年もこの花を見ることができるかしら?

 庭にせっせせっせといろんな植物を持ち込みます。そんな自分の姿は働きアリみたいだと思います。「クルクマ」の花は花の時期が長いそうです。しばらく楽しめます。

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アプリコットジャム

2019年09月12日 | 美味しいもの

晴、26度、85%

 一番好きなジャムはアプリコットジャムです。パンにつけても食べますが、ケーキ作りにも使います。時々そのままスプーンですくって食べることもあります。香港にいる頃は世界中のジャムを食べました。東欧や北欧、アメリカはもちろんオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、フランス。一番私の口に合ったのはフランスのボンヌママのアプリコットジャムです。ジャムの硬さが程よく、甘さがくどくなく、中の果物のコロコロもいい感じです。硬すぎたり甘すぎるとゲンナリします。

 今家にあるアプリコットジャムは4種類、全部で8瓶あります。見出し写真、向かって左からこの夏長野から取り寄せたアプリコットで作った自家製のジャム、普通のボンヌママのジャム、初めて手に入れたボンヌママのアプリコット多めのジャム、フランス、サンダルフォーのお砂糖を使わないジャム。自家製のジャムはあと4瓶棚にあります。

 帰国して日本のアプリコットジャムを見つけると片端から食べてみましたが、どうしたことか満足行くものに巡り合いませんでした。アプリコットジャム自体、メジャーでありません。生のアプリコットを取り寄せてみて、アプリコットにかすかにえぐみを感じました。生で食べて美味しいとは言い辛いアプリコットでした。品種の違いでしょうか、アメリカやヨーロッパのアプリコットは甘く美味しかった記憶があります。

 サンダルフォーの砂糖を使わないジャムはおそらく他の果物のジュースで甘みを足していると思います。口に当たる果物の量が多いのが特徴です。日本のアオハタにも同じような砂糖不使用のジャムがありますが、サラサラと重みのない仕上がりでした。硬さの加減にペクチンが使われます。この4瓶の中で果物と砂糖だけで作ったものは、自家製のものだけです。煮詰め具合でとろみを決めます。保存料も入っていませんが常温保管しています。

 初めての紫色の蓋のボンヌママも食べてみたいけど、自家製から食べ上げて行くつもりです。アプリコットジャムが棚に並んでいるだけで、とても幸せな気分です。

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土瓶のつる

2019年09月11日 | 身の回りのもの

曇、29度、89%

 土瓶のつるを新しくしました。ほぼ毎日使う土瓶です。この40年近くの間、幾度新しいつるに替えたか覚えていません。最後は3年ほど前でした。その時、デパートやお茶屋さんを探しましたが売っていずにネットでようやく見つけました。今回は初めからネットで探しました。昔はお茶屋さんに土瓶のつるは売っていました。どうして姿を消したのかしらと思います。

 お茶を入れて、葉っぱを落として洗って、毎日幾度か繰り返します。年月が経つと土瓶とつるの繋ぎ目のところの竹が緩くなり切れてしまいます。土瓶のつるを付けるところの間の長さを測ってつるを探します。素材も色々あります。ビニール製だともっと長持ちするかもしれません。藤の蔓で編んだものが好きですが、我が家の九谷焼の土瓶には似合いません。陶器の大きな土瓶には藤のつるが似合います。

 新しいつるに付け替えて思いました。とてもハンサムに見えます。 今まで一番ハンサムです。どうしてかな?つるの高さです。土瓶から持ち手のところまでの高さがあります。すっきりと姿よく見えます。この土瓶はお茶のキレが良く、後引きしません。蓼の柄の土瓶です。茶器はいくつか持っていますが、この土瓶の出番が一番多いのには、使い勝手と主張しない色形にあると思います。後いく度土瓶のつるを替えるのかしら、長い付き合いになりました。

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