晴、10度、80%
小学校の修学旅行で宮崎に行きました。その時土産物屋に売られていたサボテンを買いました。小さな色とりどりの造花がついたトゲトゲのあるサボテンでした。造花もサボテンも物珍しかった時代です。そのサボテンを帰りのバスの中におき忘れてしまいました。以来、私はサボテンに縁がないように思います。一番の理由は水を遣り過ぎることです。水遣りのコツがつかめません。サボテンをたくさん育てている友人は「水なんてあげなくていいのよ。」とおっしゃいます。でもねえ、生き物ですからつい水を与えます。帰国後、サボテンの水栽培をしました。どんどん大きくなって徒長してある朝、ガラスの容器から自ら落ちてボロボロになりました。「やっぱりダメだわ。」
なのにまたしてもサボテンを買ってしまいました。糸島から小さなトラックに野菜をのせて売りに来るお兄さんがいます。週に1回、珍しい野菜が手に入ることがあります。先日は野菜に混じって、3つだけサボテンの寄せ植えが売られていました。クリスマスアレンジされています。頭の中は「欲しいなあ」「いやまた枯らしてしまう」この二つが行き来しています。お値段もとっても安い、ぐっと我慢して近くのお店を回りました。帰り道、まだ誰にも買われずにサボテンがこちらを見ていました。3つの中で一番可愛いのを「これください」とお兄さんの手に100円玉を4つのせました。
家に帰ってサボテンの種類を調べます。初心者向けのサボテンばかりです。「よしよし」とにかく水遣りはしないぞと心に決めています。可愛いので目に付くところに置いています。寝る時はベットサイドのテーブルに運びます。赤い茎のサボテンは小さな小さな白い花をつけています。クリスマスが終わったら別の入れ物に移し替えましょう。今度は上手に育ってくれるかしら。