チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

草大福

2023年06月20日 | おやつ

曇、22度、93%

 春先、庭の「ヨモギ」を摘んでアク抜きをして冷凍しておきました。冷凍庫に「ヨモギ」があると思うと落ち着きません。「使ってしまおう、クッキーを焼こうかな。」と残りを出してくると思ったより多くありました。時間はお昼ご飯の後、12時を少し回ったころでした。「間に合うわ。」何に間に合うかって?おやつにです。

 冷凍庫には餡子もいつも準備しています。蒸し器を出して来て、餅を作り包むだけです。「今日はきな粉をたっぷり塗そう!」お昼を食べたばかりなのに、「草大福」を思い浮かべてゴックン。温かな餅からは「ヨモギ」が香ります。最高に幸せな時間です。おやつまでの時間、父母に供えました。 あれ!ココも「ヨモギ」の温かい香りに連れられてやって来ました。この写真を撮った瞬間、モモを思い出しました。テーブルの上に登るのも得意だったモモですが、まずはこうしてテーブルの上の物を見つめました。長く私のブログをご覧くださっている方たちは覚えてくださっていると思います。 ライチを見つめるモモ。 串に刺さったお菓子かな?を見つめるモモ。 月餅を見つめるモモ。全部香港の家での写真です。昨日の「草大福」がのっているテーブルは同じものです。小柄なココは顔の出方がモモより小さく写っています。「我が家のパグだ!」と叫びました。

 餅取り粉に使ったきな粉にお砂糖を入れて、まぶしながら、おやつの時間となりました。 冷めると「ヨモギ」の香りは少なくなりますが、幾つでも食べられます。冷凍した「ヨモギ」はなくなりましたが、庭には大きく成長した「ヨモギ」がたくさん、春先より香りは少なくなっています。明日から雨予報、きっとまた「ヨモギ」を摘むような気がします。「草大福」からもモモが飛び出して来た嬉しい時間でした。

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睡蓮

2023年06月19日 | 

晴、22度、94%

 庭植えの草花は全部私が好きなものばかりです。どれも花が咲くのを待ちますが、殊更に待ち焦がれる花がいくつかあります。匂いの良い花、咲き姿が美しい花、珍しい花。その一つが「睡蓮」です。

 庭にある4つの甕のうち2つに「睡蓮」を養っています。冬の寒さに強い「温帯睡蓮」です。睡蓮も種類が多く花色も様々です。早咲の方は花色が白、葉も花も水面に浮かぶタイプで花、葉の大きさともに大ぶりです。もう一つは葉も花も水面から高く出るタイプのもの。今年はカラスの悪戯を防ぐため簾で囲ったところ、日差しを求めて例年より高く育ちました。 水面が小さいせいか、花数は少なめです。この水面から出るタイプは先に葉が一枚ぐんぐん伸びて、その葉陰に小さな花芽を隠しています。花芽が葉を追い抜くのは咲く1週間ほど前のことです。葉っぱの陰でしっかり育った花、まるでお母さんが子供を抱きかかえているようだと感心します。

 4日花、4日の命です。早朝から昼過ぎまでしか開きません。3時も過ぎると閉じてしまいます。日に日に花色も変化します。それにしても美しい、仏教画に書き添えられる睡蓮の花そのままの美しさです。 1日目の咲き始めです。2日目の昨日は花色が薄く散漫な咲き方でした。 ところが夕方閉じた花を見ると  その可憐さに心が踊ります。

 花芯に鼻を近づけると、「睡蓮」の香りがします。清涼な香りです。この香を嗅ぐとベトナムの「ハスのお茶」を飲みたくなります。この香でお茶を染めようと思った人の気持ちが偲ばれます。

 夏の間思いついたように花をつけてくれます。甕の底を弄ると根っこが張り詰めています。「この秋は株分けだわ。もう一つ甕を探さないと。」4日花、今日明日の命です。

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ソフトクリームを食べに行く

2023年06月18日 | おやつ

曇、23度、79%

 昨日は息子の誕生日、特別な料理もお菓子も作りませんでした。毎年、生まれた時間に電話を入れます。仕事で出れない時もありますが同じ時間に電話を入れます。「おめでとう」と言うだけです。昨日は土曜日、少しゆっくり話しました。電話を切って、お祝いのつもりでココを連れてソフトクリームを食べに行きました。

 まだ寒かった数ヶ月前、近くに「ソフトクリーム屋」さんがオープンしました。国道沿い、店前に十分な駐車スペースがあるわけではありません。バス停に近いけど?やっていけるのかな?我が家から歩いて2分の場所です。

  メニューがいっぱい。店横にベンチが一つ、数週間前のぞいていると、感じのいいお姉さんが立ち働いていました。ひと言ふた言、言葉を交わして「暑くなったら必ず来ますね。」と私。感じのいいお姉さんにめっぽう弱いのです。

 ココも大好きな息子の誕生祝いで一緒に「ソフトクリーム」を食べようと思っています。家を出る前に準備。 ココ用の小さな器と私用のスプーン。ほぼ毎日この店の前を通ります。何を食べるかは決めていました。いえ、最後までどちらにするか迷ったのですが、「プリンのソフトクリーム」を頼みました。もう一つは「ラムレーズン」です。

 トッピングや種類の多さで店奥は整然と冷蔵庫が並んでいます。コーンではなくカップに絞り出してくれます。 店内にも小さなテーブルと椅子、凝った作りではありませんが感じのいいお姉さんに似合っているお店です。

 「プリンのソフトクリーム」は底にカラメルソース、小さく切ったプリンが数切れ、そこにソフトクリームを搾りいれ、トッピングがオレオクッキーが砕いて振ってあります。スプーン持参にはわけがあります。このスプーンで食べるとアイスクリームがとても美味しくなるのです。

 ココさんは甘い匂いには反応しません。ほとんどおやつをあげません。昨日は特別です。「お兄ちゃんのお誕生日よ。」とひとサジ。キョトンとしていましたが、食べ物だとわかって、ぺろり。 このお顔、満足だね。数サジあげました。

 国道を行く車に見られながら、ベンチでココとソフトクリーム。「おめでとう。」と心で思います。

 580円のこのソフトクリーム、ちょっと私には砂糖の甘さが口に残りました。きっとカラメルソースでしょう。クリームの乳脂肪の割合も低いのかもしれません。パフェっぽい「ソフトクリーム」です。季節の「ソフトクリーム」は枇杷でした。

 この夏、孫娘と毎日通う羽目になると思います。「おごちそうさま、また来ますね。」

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クレマチス「ピエネッタ」

2023年06月17日 | 

晴、21度、84%

 庭を造る、そんな作業を6年続けて来ました。香港生活30年、高層アパート住まいで庭がありませんでした。帰国して花苗や種を見て驚くことばかりでした。草花の種類が増えています。花色も増えています。名前がカタカナ表記で私が知っている花たちには見えません。海外種の流入、遺伝子段階での交配での品種改良、30年の間に進化していました。

 母が「鉄線」は「クレマチス」と言うのよと教えてくれたのは昭和30年代のことです。母は花を育てる人ではありませんでした。きっとよそのお庭に咲いている「鉄線」を指して教えてくれたのだと思います。紫の花がつたに咲いていました。その品の良さを心に留めました。

 庭に欲しかった木を植えることから始めました。それと並行して季節の草花です。「バラ」を七本植えました。「バラ」と相性がいいのは「クレマチス」だと雑誌で知りました。そこの紹介されていた「クレマチス」は母が教えてくれた「鉄線」とは程遠い花たちでした。少し気後れがして「クレマチス」には手が出ませんでした。

 「クレマチス」を庭に植えようと決めたのは4年前、フェンスに這わせるつもりです。一株かなりいいお値段です。少しずつ買いフェンス沿いに植えました。 昔の「鉄線」を思わせる紫の花を咲かせるこの品種は強くフェンスに大きく広がりました。 こんな健気な「クレマチス」もあります。四本植わっていますが、紫優勢でつたがゴチャゴチャです。

 昨年見つけた「クレマチス」は「ピエネッタ」と言う名を持っています。これが「鉄線」の仲間なのかと目を疑いたくなる花姿です。庭上の「クレマチス」よりはるかにか細く葉は数分の一の大きさです。そこで、鉢植えにしました。昨年は花をつけませんでしたが、ひと月前に蕾がつきました。写真で見た花姿を忘れています。昨日、開花しました。

 「こんにちは、ピエネッタさん」珍しい花姿です。小さな花を風にそよがしています。暑くなり始めた昼下がりもう一輪開き始めました。小さいのですが春からこちらつたの伸びの勢いが元気です。

 この「ピエネッタ」フェンス脇に地植えするかどうか悩んでいます。つたがゴチャゴチャになって大きな紫に負けてしまいそうです。秘蔵っ子として鉢植えのまま育てるべきか、深く思案中。

 どうやってこんな複雑な花の「クレマチス」が誕生したのか?不思議です。これからも新種の花が楽しみです。「ピエネッタ」はヨーロッパで育種された新種だそうです。

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六月博多座大歌舞伎

2023年06月16日 | 観劇

晴、21度、91%

 博多座に年数回、歌舞伎がやって来ます。「博多座」は中州にあり近くを流れる「博多川」では公演の前に役者が船に乗り顔見せをします。今年は4年ぶりにこの「船乗り込み」がありました。歌舞伎役者さんには疎い私ですが足を運びました。

 昼の部、「廓三番叟」「人情噺文七元結」「太刀盗人」の三演目です。どれもわかりやすいお話、昼間のことでもありお昼ご飯の中休みもはさみあっという間でした。歌舞伎の観劇ですから着物姿の方が多いと思っていましたが、皆さん普段着にも近いラフな服装、「歌舞伎」がこんなに身近になったことに驚きました。中休みロビーに出てまたびっくり!私の出身高校の生徒たちも来ています。夏服ですから男子生徒ではわからなかったのですが、女の子の特徴ある制服でそれとわかりました。高校時代から本物の「歌舞伎」に触れることができるいい時代です。

 贔屓の役者さんがいるわけでもありません。好きな役者さんはと聞かれるといまだに亡くなった坂東三津五郎さんと言ってしまいます。お話の流れより、舞台装置の面白さ、暗転などに気が行きます。回り舞台や舞台画、衣装替えのカラクリなど、昔から人を魅了して来た「歌舞伎」です。「音羽屋」「成駒屋」の掛け声が間をよくかかります。この声の主いい声をなさっていました。

 昨日は久々にからりと晴れ上がりました。アーケードのある「下川端商店街」を帰りにはゆっくり歩きました。店の前には役者さんの幟が風で揺れています。 この公演が終われば7月の「山笠祭り」に向けて鉾が立ち並ぶ商店街です。「山笠」も今年は昔ながらの姿に戻ります。博多の匂いが夏に向かっています。

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蝦子麺

2023年06月15日 | 昨日のお昼ご飯

曇、22度、96%

 日本の麺の多さにも驚きますが、香港はもっと多くの麺がある土地です。「小食」と言って小腹に収める簡単な食べ方をします。売られている麺の種類は日本をはるかに凌ぎます。「出前一丁」だって、日本製、香港製、アメリカ製が売られています。麺に限らず美味しいもの好きな香港人です。

  こんな乾麺が10個入りでスーパーでも売られています。市場の麺屋さんに行けば一個から売ってくれます。「蝦子麺」、蝦子はエビの卵です。小さな卵を練りこんで作ります。メーカーによっては卵が見えているものもあります。「蝦子麺」以外にもアワビの汁を練り込んだ麺、たまご麺もこんな形で売られています。どの麺も風味がよく封を開けただけで「蝦子麺」はエビが匂います。

 私が香港に渡った1980年代の終わり、香港には非常に貧しい人たちが多くいました。石でできた小さな家の前で掻き込むようにものを食べている子供がいました。小さなお椀の中身は「蝦子麺」でした。汁もありません。味付けしなくても茹でただけで美味しい「蝦子麺」です。和え麺は広東語で「勞麺」と言います。街中の食べ物屋さんでは早朝、昼前、夕方、こうした和え麺のメニューがたくさん並びます。インスタントラー麺を湯がいてそれに付いているスープを振りかけて食べると言うスタイルまであります。

 昨日のお昼は私も簡単に「和え麺」スタイル、ただしちょっと贅沢をして「XO醬」で和えました。 「李錦記」の「XO醬」は日本でも売られていますが、これは香港バージョンです。「XO醬」は香港発祥の万能食卓調味料、1990年代に登場した新参者です。「美味しい。」さすが香港人。「貝柱」「干しエビ」が主材料です。味にうるさい香港人、「ペニュンシュラホテル」のものが美味しいとか、「九龍ホテル」の方が美味しいとか口うるさいのですが、市販品の「李錦記」のこの「XO 醬」で私は十分美味しいと思います。

 茹で時間2分、熱々をお皿に盛り「XO醬」を添えるだけです。もう一品食べたい時、急いで出かける前、簡単に食べれます。「XO醬」で贅沢しましたが、「葱油」をかけると麺の美味しさは一層引き立ちます。40年近く前見た男の子がこの麺を掻き込むように食べていた姿を思い出します。

 

 

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トタンのジョウロ

2023年06月14日 | 身の回りのもの

曇、23度、94%

 7年前の春、この家の庭に咲いた春の花は大きなタンポポが一本。花が咲く木は梅だけでした。「庭を作る」大きな仕事が待ち構えていました。近くのホームセンターで、取り敢えずの庭仕事の道具を買いました。シャベルや長靴、散水ホースと一緒にプラスチックのジョーロも一緒でした。

 草を植え、木を植え、季節は巡ります。伸びた木は切り、種を蒔き、少しずつ庭らしくなりました。苗を植え、木を植え、種を蒔けば水遣りは大事な日課です。その日課を支えてくれたのは、 このブルーのジョーロです。家をぐるりと回る庭、このジョウロを持って水遣りします。ジョウロはいつも庭に出しっ放し、冬の寒さも夏の日差しもお構いなしでした。昨年あたりからプラスチックの劣化でヒビが入ったり欠けが出始めました。ホースではできない細かな作業もジョーロならではの仕事をします。まだ十分に使えますが、ある日突然底が抜けるかもしれません。新しいジョーロを買いました。

 トタンでできたジョーロです。ブリキでなくトタン屋根のトタンです。素っ気ないほどの形が気に入りました。重さもさほど感じません。この6年間で私の腕の力はぐっと下がっています。持ち手の位置による重さの加減がこのトタンのジョーロはうまく加減されています。ジョーロの一番の見せ所は、種蒔きのあと新芽が出てからの水遣りです。青菜の芽が出始めています。柔らかな雨のような水を播きました。「いいジョウロだ。」値段は1800円ほどです。プラスチックとさほど変わりません。いい買い物をしました。

  丸6年、毎日私と一緒だった古いジョーロは捨てるに忍びません。しばらくはこの2つのジョーロを両手に庭を回ります。やっと庭らしくなった我が家の庭です。

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紫陽花いっぱいの家の中

2023年06月13日 | 

曇、23度、97%

 どこのお宅のお庭にも紫陽花の花が見られます。紫陽花も種類が豊富で色形様々に楽しませてくれます。我が家の庭には3ヶ所、紫陽花があります。表の道に面する一番大きな紫陽花に今年少しばかり異変がありました。

 「立ち枯れ」と言うのでしょうか?綺麗に咲いていると思うと、花びらのようなところがカールし始め葉も黄ばんで来ます。 初めは水不足だと思い、水を多く与えました。雨も降ります。なのに毎日、1本2本と「立ち枯れ」の花が出て来ます。見つけるとすぐに切り落とし、深水に半日浸けていると、見事に蘇ります。こうして蘇った紫陽花の花は家中にいけます。

 庭に咲く花は父母への供え花以外は滅多に切りません。この「立ち枯れ」現象で家中が紫陽花だらけになりました。これもまた楽しい。 枯れたかと思った花が蘇るのも嬉しく。 昨年から土壌をアルカリにしようと石灰を撒いたにも関わらず今年も濃いピンクの花が多く咲きました。他の2ヶ所も同じような色ばかりです。青い紫陽花が欲しいと思います。 ただ一本、白の紫陽花が咲いていますが横の一本はは赤に変わりました。 紫陽花は花の時期が長く、しかも丈夫です。

  家に飾った紫陽花もまたいいものですが、どなたか「立ち枯れ」の原因をご存知の方がいらしたら教えてください。

 

 

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汁なし担々麺

2023年06月12日 | 昨日のお昼ご飯

曇、23度、94%

 中国の四川で始まったとされる「担々麺」は夜泣き蕎麦のように街の外商の「汁なし」が起こりだそうです。麺をざっと皿に開け、調味料をふりかける「和え麺」です。「汁あり担々麺」の胡麻の濃厚な味と香りが好きですが、手軽にできる「汁なし担々麺」の味作りにハマってしまいました。

 色々振りかけてはみたものの行き着いたのは「美味しいラー油」「美味しい黒酢」です。これに好みのお醤油があれば、茹で上げたまだ温かい麺に和えるだけです。トッピングに載せる挽肉だってシンプルにお酒とお醤油で炒めました。その方が麺も肉も味が引き立ちます。調理時間10分足らず、お腹をすかしていてもすぐに食べられます。

 「美味しいラー油」は香りも大事です。匂いのないオイルに唐辛子の色、辛味、香りを閉じ込めます。赤唐辛子を砕いて水で練り、オイルを足しながら作ります。辛いのが苦手な方は唐辛子少なめで。綺麗な赤い色でオイルが染まる頃には台所がスパイシーな香りで満ちます。黒酢は中国産の方が酸味が少なくまろやかです。ピーナッツがあれば砕いて一緒に和えると味に深みが出ます。

 日本は「麺大国」だと思います。麺好き国民、中華もイタリアンも日本の麺も町中麺を食べさせる店がたくさんです。美味しく「汁なし担々麺」を食べるにはもう一つ忘れてはいけないことがあります。麺を湯がいた後、水に晒さないで温かなままお皿に盛ってください。オイリーなタレの絡みがよくなります。お皿に向かったら、躊躇なく全部を混ぜて、お口にどうぞ。

 私のタレに合う麺をただいま捜索中。

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「志の輔らくご」 博多キャナルシティ

2023年06月11日 | 日々のこと

曇、21度、84%

 一昨日の夕方、1通のメールが目に留まりました。「まだ入場券が引き取られていません。」「何の入場券かしら?」美術展でもほとんど事前にネットで申し込んで発券を済ませて会場に向かいます。券を買うのに並ぶのが嫌いです。でも予定はなにもありません。「何だろう?」画面を下にスクロールすると、「志の輔らくご」と出て来ました。「あっ!」しかも日にちは翌日、つまり昨日です。慌ててセブンイレブンに走りました。

 今年の年明け、「志の輔らくご」のために渋谷のパルコに行きました。パルコでは例年一月のひと月間「志の輔らくご」がかかっているそうです。とにかく志の輔さんに会いたくて行きました。大きな会場、寄席のような雰囲気ではありません。小さな能舞台が飛び出してくるような動きのある「志の輔らくご」を楽しみました。

 2月に入って友人が「真奈さん、福岡でも「志の輔らくご」が見れますよ。」と確実な入手方法まで知らせてくれました。人気の「志の輔らくご」はどの会場もすぐに満席で入手困難です。もちろんその場で買い求めました。「6月ね、まだ随分先だわ。」それっきり忘れていました。

 博多キャナルシティ、川沿いに建つ商業施設です。海外からの観光客が戻って来てごった返しています。劇場は4階のひっそりとした一角です。席数はパルコほどではありませんがすぐに満席になりました。福岡公演は昨日の一回きりです。私の席はぐっと前、志の輔さんの小さな表情まで見て取れました。約2時間、3つの噺が小気味良く進みました。パルコより小さいからでしょうかお客さんの反応がすこぶるいい、こうじゃなきゃね。と散々笑って帰宅しました。

 昭和の私が育った時代は「古典落語」も含めて「落語」がもっと身近にありました。「落語」特有な間の取り方、顔や手の動き、そして寄席の温もりのあるお客の反応、どれもが日本でした。ちんまりとした「寄席」で「志の輔らくご」を聞いてみたいと思います。おそらく志の輔さんは寄席に出られたことはないかもしれません。師匠の立川談志さんが寄席協会を離脱されています。そんな小話を何処かで聞いた記憶があります。

 「梅は咲いたか」の出囃子をまた聴きに、いえ、志の輔さんに会いに「志の輔らくご」をこれからも楽しみにしています。そうそう、チケットを買った時にも思ったのですが、東京と福岡ではチケットの値段が違いすぎます。福岡は断然安い、なんだか腑に落ちません。

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