チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

スズメの死

2023年06月21日 | 

雨、23度、84%

 昨日の朝、いつものように庭をぐるりと回りました。北側の庭、梅の古木の下に「スズメの死骸」がありました。前日の夕方にはなかったのに、「スズメの死骸」は傷みがひどいと感じました。 庭のどこかに葬ってやろうと思いましたが、鳥インフルの可能性もあります。ビニールに包んでゴミに入れることにしました。小動物の死を見るのは久々のことです。

 家に入り、気が沈んでいる私を見つけます。床の間には青梅のなった梅の木に親子スズメが3羽の掛け軸がかかっていました。 今年も梅の木にこうして集まって来ていたスズメたちです。掛け軸を外しました。

 スズメの寿命がどのくらいかは知りません。野生の動物の「死」は日常的にどこかで起きているはずです。ただ私たちが知らないだけ、目にしないだけのことです。「死」はいつも身近にあることだとすっかり忘れていた私です。カラスにいじめられたのでしょうか?死骸が梅の木から落ちたのでしょか?スズメの最期を一人思います。

 一羽一羽、顔を知っているわけではありませんが、ぐるりの庭にはスズメが一年を通してたくさんやって来ます。北の庭には何かしら小さな実があります。水を飲む甕もあります。私の出入りの少ないこの庭で寛ぐスズメを目にします。嬉しい光景です。裏庭に来るスズメも数知れません。布袋草が浮かぶ甕で水を飲むスズメ。この春先は芝の種を蒔きました。ある時大勢のスズメが地面を突いて行進しています。「?ミミズかな?」どうも芝の種を食べていたようです。おかげで今になっても芝は芽生えません。「まあいいや。」

 裏庭の「枇杷の木」は背が高く毎年実を鳥にやることにしました。例年はカラスが目敏いのですが、今年はスズメがゆっくりと枇杷を食べる姿を目にします。群れて来て、小さく枇杷の葉を揺らすのでスズメだとわかります。見出し写真中央にスズメがついばんでいる姿があります。

 自然界の死は当たり前、今更にそのことに気づきます。人間だってその自然界の一部です。「死」と隣り合わせで生きていること、久しぶりに気づかせてくれた「スズメの死」でした。

コメント
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