チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

クレマチス「ピエネッタ」

2023年06月17日 | 

晴、21度、84%

 庭を造る、そんな作業を6年続けて来ました。香港生活30年、高層アパート住まいで庭がありませんでした。帰国して花苗や種を見て驚くことばかりでした。草花の種類が増えています。花色も増えています。名前がカタカナ表記で私が知っている花たちには見えません。海外種の流入、遺伝子段階での交配での品種改良、30年の間に進化していました。

 母が「鉄線」は「クレマチス」と言うのよと教えてくれたのは昭和30年代のことです。母は花を育てる人ではありませんでした。きっとよそのお庭に咲いている「鉄線」を指して教えてくれたのだと思います。紫の花がつたに咲いていました。その品の良さを心に留めました。

 庭に欲しかった木を植えることから始めました。それと並行して季節の草花です。「バラ」を七本植えました。「バラ」と相性がいいのは「クレマチス」だと雑誌で知りました。そこの紹介されていた「クレマチス」は母が教えてくれた「鉄線」とは程遠い花たちでした。少し気後れがして「クレマチス」には手が出ませんでした。

 「クレマチス」を庭に植えようと決めたのは4年前、フェンスに這わせるつもりです。一株かなりいいお値段です。少しずつ買いフェンス沿いに植えました。 昔の「鉄線」を思わせる紫の花を咲かせるこの品種は強くフェンスに大きく広がりました。 こんな健気な「クレマチス」もあります。四本植わっていますが、紫優勢でつたがゴチャゴチャです。

 昨年見つけた「クレマチス」は「ピエネッタ」と言う名を持っています。これが「鉄線」の仲間なのかと目を疑いたくなる花姿です。庭上の「クレマチス」よりはるかにか細く葉は数分の一の大きさです。そこで、鉢植えにしました。昨年は花をつけませんでしたが、ひと月前に蕾がつきました。写真で見た花姿を忘れています。昨日、開花しました。

 「こんにちは、ピエネッタさん」珍しい花姿です。小さな花を風にそよがしています。暑くなり始めた昼下がりもう一輪開き始めました。小さいのですが春からこちらつたの伸びの勢いが元気です。

 この「ピエネッタ」フェンス脇に地植えするかどうか悩んでいます。つたがゴチャゴチャになって大きな紫に負けてしまいそうです。秘蔵っ子として鉢植えのまま育てるべきか、深く思案中。

 どうやってこんな複雑な花の「クレマチス」が誕生したのか?不思議です。これからも新種の花が楽しみです。「ピエネッタ」はヨーロッパで育種された新種だそうです。

コメント
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