鎌倉散歩に私達は、よくこのコースを利用します。北鎌倉駅を降り、まず東慶寺に寄り、見学後、鎌倉街道を建長寺方面に向かい、流しそうめん屋さんの横から右に曲がり、亀が谷(かめがやつ)切り通しを抜け、扇が谷(おおぎがやつ)の閑静な住宅地に出ます。大姫の守り本尊、岩舟地蔵のところから、右に上がり海蔵寺に入ります。見学後、大姫のところまで戻り、扇川という小川沿いに、しばらく下り、線路向こうに見える寿福寺あたりで、反対側の小町方面に左折し、黒塀で有名な川喜多邸を過ぎ、小町通りに出て、鎌倉駅に出るというコースです。扇川途中で浄光明寺に寄る場合もあります。鎌倉街道のところだけ我慢すれば、あとは、静かなとこばかりの、おすすめ散歩道です。
東慶寺は、よく行きますので、今日は簡単に済ませます。小林秀雄さんや大拙さんの五輪塔にお参りします。ワイフは山門前の茶会の案内をメモしています。境内に茶室があり、よく利用されています。
海蔵寺の山門前にたたずみます。去年、萩が満開のとき訪れ、しばらくうっとりした場所です。今日は、予想通り、まだほとんど咲いていませんが、紅白の蕾は確実にふくらんでいます。覆い被さるような萩の枝をかき分けて、山門に入ります。あっ、驚きます。ピンク色の大きな花々が目に飛び込んできます。芙蓉です。結構、咲き始めています、蕾は大きくふくらんでいます。咲いていないときは、気づきませんでしたが、大きな株が何本もあります。本格的なカメラを持った人が数人、この芙蓉の花にレンズを向けています。
観光人力車の人が、今日は365日の1日ですが、このお寺は、いつ来ても、花がみられます、と若いカップルに説明しています。本当にその通りです。さるすべり、たまあじさい、ききょうの花も、みられます。そして、早咲きの赤い萩が一本だけ、片隅で申し訳なさそうに風に揺れています。背の高い紫苑(しおん)は、山門前の萩と同様「やるぞ、みておれ、口にはださず、腹におさめた、一途な夢を」と、くる時をじっと待っています。もうすぐ出番です。本堂の縁台にふたり腰掛け、しばらく庭をながめ、のんびりした、いい気分でいました。そのとき突然、本当にあなたの顔は黒光りしてるね、と、しげしげ私の顔を見ながら、ワイフが言います。ムッとして、お前も負けないよ、と逆襲します。
扇川沿いを歩いていると、子供達が小川に降りて、何かを探しています。何とってるの、と聞くと、カニだと答えます。結構いるそうです。こどもの頃を思い出しました。中学2年まで、三鷹に住んでいましたので、今のICUのある辺りが私たちの遊び場でした。野川でよく、カニ、ザリガニ、タニシ、ドジョウなどとって遊びました。鎌倉にも、そういう川があるのだと、嬉しくなりました。その先の立て札から、そのカニはモズクガニであることが分かりました。ヨシノボリという魚もいるし、ホタルもいるそうです。今まで知りませんでした。また、川縁には、なつかしい植物、ジュズダマがたくさん実をつけていました。菖蒲もずいぶん目につきました。花の季節には是非、ここを歩きたいと思いました。
円覚寺前で客待ちをされている、有風亭の青木登さんが書かれた「人力車が案内する鎌倉」(光文社)は、私達の愛読書です。鎌倉を知り尽くした方の鎌倉ガイドブックで、大変役にたちます。今日の小町でのランチは、ここに紹介してある、フレンチとイタリアンがミックスしたような家庭的なお店、「それいゆ」でとりました。グルメにうるさいワイフは合格点を出していましたが、私は、お料理が出てくるのが遅いので、△にしました(時間帯が悪かったかもしれません)。若い女性に人気があるようです、ゆっくり、おしゃべりするのにはぴったりだと思います。
ワイフは、小町でおざわやの卵焼きを、大船で露天商のおばさんの山梨の巨峰を買って帰ると言います。私は、読みかけの本があるので、鎌倉中央図書館に寄り、帰りに大船ルミネ地下の中島水産のおいしい刺身を買って帰るつもりです。
東慶寺は、よく行きますので、今日は簡単に済ませます。小林秀雄さんや大拙さんの五輪塔にお参りします。ワイフは山門前の茶会の案内をメモしています。境内に茶室があり、よく利用されています。
海蔵寺の山門前にたたずみます。去年、萩が満開のとき訪れ、しばらくうっとりした場所です。今日は、予想通り、まだほとんど咲いていませんが、紅白の蕾は確実にふくらんでいます。覆い被さるような萩の枝をかき分けて、山門に入ります。あっ、驚きます。ピンク色の大きな花々が目に飛び込んできます。芙蓉です。結構、咲き始めています、蕾は大きくふくらんでいます。咲いていないときは、気づきませんでしたが、大きな株が何本もあります。本格的なカメラを持った人が数人、この芙蓉の花にレンズを向けています。
観光人力車の人が、今日は365日の1日ですが、このお寺は、いつ来ても、花がみられます、と若いカップルに説明しています。本当にその通りです。さるすべり、たまあじさい、ききょうの花も、みられます。そして、早咲きの赤い萩が一本だけ、片隅で申し訳なさそうに風に揺れています。背の高い紫苑(しおん)は、山門前の萩と同様「やるぞ、みておれ、口にはださず、腹におさめた、一途な夢を」と、くる時をじっと待っています。もうすぐ出番です。本堂の縁台にふたり腰掛け、しばらく庭をながめ、のんびりした、いい気分でいました。そのとき突然、本当にあなたの顔は黒光りしてるね、と、しげしげ私の顔を見ながら、ワイフが言います。ムッとして、お前も負けないよ、と逆襲します。
扇川沿いを歩いていると、子供達が小川に降りて、何かを探しています。何とってるの、と聞くと、カニだと答えます。結構いるそうです。こどもの頃を思い出しました。中学2年まで、三鷹に住んでいましたので、今のICUのある辺りが私たちの遊び場でした。野川でよく、カニ、ザリガニ、タニシ、ドジョウなどとって遊びました。鎌倉にも、そういう川があるのだと、嬉しくなりました。その先の立て札から、そのカニはモズクガニであることが分かりました。ヨシノボリという魚もいるし、ホタルもいるそうです。今まで知りませんでした。また、川縁には、なつかしい植物、ジュズダマがたくさん実をつけていました。菖蒲もずいぶん目につきました。花の季節には是非、ここを歩きたいと思いました。
円覚寺前で客待ちをされている、有風亭の青木登さんが書かれた「人力車が案内する鎌倉」(光文社)は、私達の愛読書です。鎌倉を知り尽くした方の鎌倉ガイドブックで、大変役にたちます。今日の小町でのランチは、ここに紹介してある、フレンチとイタリアンがミックスしたような家庭的なお店、「それいゆ」でとりました。グルメにうるさいワイフは合格点を出していましたが、私は、お料理が出てくるのが遅いので、△にしました(時間帯が悪かったかもしれません)。若い女性に人気があるようです、ゆっくり、おしゃべりするのにはぴったりだと思います。
ワイフは、小町でおざわやの卵焼きを、大船で露天商のおばさんの山梨の巨峰を買って帰ると言います。私は、読みかけの本があるので、鎌倉中央図書館に寄り、帰りに大船ルミネ地下の中島水産のおいしい刺身を買って帰るつもりです。