夕方、大船駅の笠間口近くの中華料理屋さん「千馬」で、食事を済ませての帰り道です。洋食レストラン「みかさ」の近くにきたとき、突然、鈴虫の鳴き声に気づきました。あれ、鈴虫だ、今年初めて聴く、と言いましたら、ワイフは、何、言っているのよ、もう1週間前から聴いているわよ、と冷たく突き放されました。
ちょっと前までは、セミの鳴き声でいっぱいだったのに、もう鈴虫なんですね。秋は、初秋から中秋に移っていたんですね。家の近くの砂押川の近くに来ましたら、一層、その鈴の音は大きくなってきました。時々、違う虫の音色も混じり、自然の奏でる音楽のようです。
遠回りして、川沿いをゆっくり歩きました。最近、部屋で、BGM風に聴いている、カーペンターズのカレンの哀調を帯びた歌声のようにも聴こえました。思いがけず、中秋の風情を満喫しました。
ふと、最近読んだ、藤原正彦さんの「国家の品格」の中にあった、文章を思い出しました。藤原さんの自宅に招いた、米国の大学教授が庭の虫の鳴き声を聞いて、何んだ、あのノイズは、と言ったそうです。日本人と欧米人の感性が違う例として示したのです。もののあわれという情緒は、日本人特有のようですね。
良かった、日本人に生まれて。
(写真は今日、訪れた瑞泉寺の境内に咲いていた秋明菊です)
ちょっと前までは、セミの鳴き声でいっぱいだったのに、もう鈴虫なんですね。秋は、初秋から中秋に移っていたんですね。家の近くの砂押川の近くに来ましたら、一層、その鈴の音は大きくなってきました。時々、違う虫の音色も混じり、自然の奏でる音楽のようです。
遠回りして、川沿いをゆっくり歩きました。最近、部屋で、BGM風に聴いている、カーペンターズのカレンの哀調を帯びた歌声のようにも聴こえました。思いがけず、中秋の風情を満喫しました。
ふと、最近読んだ、藤原正彦さんの「国家の品格」の中にあった、文章を思い出しました。藤原さんの自宅に招いた、米国の大学教授が庭の虫の鳴き声を聞いて、何んだ、あのノイズは、と言ったそうです。日本人と欧米人の感性が違う例として示したのです。もののあわれという情緒は、日本人特有のようですね。
良かった、日本人に生まれて。
(写真は今日、訪れた瑞泉寺の境内に咲いていた秋明菊です)