気ままに

大船での気ままな生活日誌

お彼岸

2006-09-24 08:41:25 | Weblog
前日、両国の国技館で大相撲をみて、大船には帰らず、川崎の実家に泊まりました。81才になる、母がひとり住まいをしているのです。足腰が少し弱ってきていますが、まだまだ元気です。今朝も早く起きて、庭の100鉢以上もある、お花が中心の植物の水やりを済ませました。ご近所の道路の掃除も日課です。昨日は、隣家との境界に植えてある、椿の剪定をひとりでやったと得意気です。

今日は、お彼岸の中日ということで、一緒に、父のお墓参りに行きます。父のねむるお寺は、同じ川崎市といっても、タクシーで2000円くらいの距離にあります。お寺に到着しました。やっぱりお彼岸です、いつもと違います。人も多いですが、境内のあちこちに赤い彼岸花が目立ちます。本当に彼岸の頃に咲きそろうのですね。いい名前をつけてもらいました。

しばらく客殿の休憩室でご住職の奥様とお話をしました。昨年が父の13回忌でしたので、お寺さんとのおつきあいもながくなり、親しくさせていただいています。私が言うのもなんですが、母は結構、社交性があり、お寺の檀家の懇親会などでも会を楽しくさせているようです。そんなおつきあいの中で、奥様は、うちの母のことについて良く知っていらしゃるようです。

母は、毎晩、お酒を1合飲み、たまには数人の仲間と近所の行きつけ居酒屋でいっぱいやり、そのあとで、カラオケ・スナックで、おはこの、藤あや子の歌を数曲唄います。朝は、植物の世話をし、午前中のテレビのワイドショーをみて(小泉首相の大ファンで、彼がでてきてから、政治のことに急に詳しくなりました、なんだか、解説者の鳥越俊太郎さんもタイプのようです)、午後は友達と川崎駅に出て、お店を回ったり、お遊びをしたりして楽しんでいます。

奥様は、私の母が今日もこうして元気でいることを誉めてくださり、ご自分の関係の方も、すぐ100才になるのですが、毎晩お酒をいただき、頭もはっきりしているし、テレビや音楽を楽しんでいますよ、とおっしゃいました。上には上が、いるもんですね。母もいい目標ができました、と喜んでいました。

お墓にお参りしていると、お墓の向こうの空の雲が急に切れ、後光のように日が射してきました。父が喜んでいるようでした。しばらく、お供え物の缶ビールを飲みながら、父と話しました。私は心の中で話しますが、母はいつも、(たとえ近くにほかの人がいても)・・元気でやっているから安心してね ・・家族の、だれそれがどうした・・とか、声を出して近況報告します。

このお寺は、由緒のある古刹として知られています。お彼岸のときにしか拝観できない、国指定重要文化財の木造薬師如来両脇侍像や十二神将立像も拝ませていただきました。母は大銀杏の近くの六地蔵の前で何かをお願いしていました。

これから何年も、できれば母が100才くらいまで、こういうお彼岸を迎えられればと願っています。



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