気ままに

大船での気ままな生活日誌

夜明けのスキャット

2008-05-22 10:42:24 | Weblog
昨日、晩酌をちょっと多めにしたせいか、座椅子に寄りかかり女子バレーを観ているうちにこっくりし始め、そして、そのまま寝床に移り寝てしまいました。爆睡し、目が覚めると、夜中の2時半頃でした。トイレに寄って、寝床には戻らず、その座椅子に座りました。そして、ふとベランダの方に寝ぼけまなこを向けますと、な、な、なんと、南の空に、こうこうと輝く満月のお月様がいらっしゃるではありませんか。ボクはすぐベランダに出て、目をこすって空を見上げました。でも、満月なのか、少し欠けているのか分りませんでした。そうだ、眼鏡をかけていなかったっけ、とテーブルの上の眼鏡と、ついでに近くにあったデジカメを持ち、再びベランダに出て、眼鏡つきの、しっかりおめめでお月さまを見上げました。満月でした!。最近、天気が悪く、しばらくお目にかからないうちにすっかり、ふっくらとおなりになりました。

お月さまの後を追うように、その右側(東側)には木星ちゃんが輝いていました。ほかの星くずちゃんたちは月光に霞んで、あまり見えませんでした。ボクはしばらく(結局は夜明けまで、ときどき居眠りしたけど)、ベランダで、そしてリビングの座椅子で、この天体ショーを観ていました。意外と早い速度で、お月さまと木星ちゃんは東の空に向かって進んでいきました。

ああ、ぼくらの地球号はこんなに早く駒のように回っているんだと、久し振りに実感しました。そして、ぼくらの兄弟分の木星ちゃんのことや、もうすぐ登ってくるお日様や、もう少し大きいぼくらの銀河系宇宙のことや、そして、その外に拡がる無数の星雲のことなどを、本当に久し振りに思い起こしてしまいました。

そんな気が遠くなるようなスケールの中で生きてるぼくらなんですね。空間だけではなく、時間だってそうですね。宇宙の時間に比べればぼくらの一生なんか瞬きの時間にもなりません。

いろんなことを考えたり、ときどき居眠りしたりして、ふと気づくと、お月さまがベランダのガラス窓から消えていました。それに空が少し明るくなってきました。いそいでベランダに出ると、お月さまは西の空に沈もうとしていました。木星ちゃんも相変わらず、ストーカーをしていましたが、輝きはだいぶ、うすれてきていました。



そして、空がもっと明るくなってきて、小鳥のさえずりがきこえるようになり、そして、東の山の端に、真っ赤なお日さまが、まるで満月のお月さまのようにぬっと上がってきました。



ルルルルル・・ラララララ・・パパパパパパパ・・アアアアア・・ルルルルル・・由紀さおりさんの”夜明けのスキャット”をおもわず、口ずさんでしまいました。




コメント
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