気ままに

大船での気ままな生活日誌

九州国立博物館と大宰府天満宮

2010-04-15 09:56:23 | Weblog
故井上ひさしさんはご自分で”遅筆堂”と名乗っていたほど、原稿を書くのが遅かった。ぼくも2週間も前の3月28日のことを書こうとしているのだから、相当な遅筆堂だ。九州旅行のことだ。佐賀の吉野ヶ里遺跡をみたあと(あっ、これもまだ書いていなかった;汗)、JRで二日市という駅で降りた。四日市なら降りたことがあるけど、二日市ははじめてである。九州国立博物館の最寄の駅なのだ。ところが、ここからだと、歩いては、結構時間がかかる。で、タクシーにした。

博物館ですね、阿修羅のときはすごかったですよ、と聞きもしないのに声をかけてきた。運転手さんも行ったそうだが、そのとき3時間待ちだったという。阿修羅さまの人気のすごさを改めて知った。博多までの帰りのコースなどを聞いたりしているうちに、博物館に到着した。

モダンな建物だった。東京、京都、奈良につづく4番目の国立博物館だ。ぜひ訪ねたいと思っていた。略称はなんていうんだろう、やっぱり九博かな。旧博を連想してしまうが新博です。九泊を連想してしまうが、東京からなら、1泊でだいじょうぶです。あとで教えますが西鉄が便利です。ホテルは中洲あたりに泊ると、飲み屋がいっぱいあって夜が楽しみです(汗)。



阿修羅さまはとっくに去り、そのときは特別展はなかった。それなのに、結構、にぎわっていた。九州の人は、うちのワイフもそうだけど、勉強好きなのだ。4階の文化交流展示室で”海の道、アジアの路”そして、3階では特別展示室があって、九博よりすぐりの収蔵品をみることができる。縄文土器とか仏像さんに印象にのこるものがあった。ここは、東博のように写真を撮らせてくれないので紹介できない。ノーフラッシュ、無音なら、見学者に迷惑をかけるわけではないのだから、構わないじゃないかといつも思うのだが。それに写真で商売するわけでもないのだから。

帰りのコースは良かった。熱海のMOA博物館のような、トンネルの中の動く歩道にのって下りてゆくと、すぐにあの、大宰府天満宮に到着するのだ。そこから10分くらいで、西鉄の駅につく。だから、博多に泊って、このコースをとればいいのだ。むかし西鉄ライオンズが好きだったから西鉄電鉄も応援するのだ。

あの頃のライオンズはすごかった。中西、豊田、そして、神様、仏様、稲尾さまがいた。みんな個性的で、朝青龍みたいに、未明まで酒を飲んで、ケンカのひとつでもして、それでも試合に出て、ホームランを連発する。その頃はそうゆう人がソンケイされたものだ。本当に最近は、みみっちいことばかりで、つまらないことで人の上げ足をとったり、告げ口したり、口ばっかり達者で何もやらない、そうゆうやつはバカにされていたもんだ。今はそんな連中ばかりが幅をきかせている。情けない

ぶつぶつ言っているうちに大宰府天満宮についた。むかし、一度、行ったことがある。こんな大きな神社とは思わなかった。

国指定天然記念物の、こんな大きな楠の樹もあった。樹齢は千年とも千五百年ともいわれているそうだ。八幡さまの大銀杏を思い出す。



参道もすごい人出だ。時期的には入学試験合格の御礼にきていたのだろうか。名物の梅ヶ枝餅の店が軒を連ねていた。


ゲゲゲの鬼太郎もいた。今日のテレビでは、お見合いがうまくいきました。3日後に結納、5日後に結婚式だそうです。さすが水木しげるさん、やることが早いです。”遅筆堂”では連載漫画はかけませんもんね。手塚治虫さんなんか、3日徹夜で描きつづけたこともあるそうです。


これで四つの国立博物館を制覇したことになる。”遅筆堂”と言われても、記録しておかねばならないほど、ぼくにとっては重要なことなのだ。
コメント
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