気ままに

大船での気ままな生活日誌

歌舞伎座千秋楽の日に赤プリ閉館のニュース

2010-04-28 21:57:05 | Weblog


60年もの歴史に終止符をうった歌舞伎座。さよなら公演千秋楽の今日、またさびしいニュースが飛び込んできた。”赤プリ”の愛称で親しまれてきた赤坂プリンスホテルが来年3月末で閉館するということだ。こちらは丹下健三が設計し、築50年になるそうだ。ただ、旧朝鮮王室の邸宅として使用されてきた旧館は残すそうで、ほっとした。できれば、歌舞伎座も残してほしかった。

この1月、赤プリ新館に泊ったし、旧館の写真も撮ってきた。歌舞伎座も3日前にもお別れをしてきた。今年はいろいろな分野で、節目の年になりそうだ。

(赤プリ旧館)


(団十郎、千秋楽の公演)
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下妻物語

2010-04-28 10:45:01 | Weblog
ふかきょん主演の”下妻物語”は大分、評判になったので、下妻市のことを知らない人はいないと思う。昨日、ある用事で下妻を訪ねた。ぼくは、四半世紀、茨城県民だったから、ドライブで近くを走ることはあったが、下妻駅周辺を歩いたことはなかった。知らない町を歩くのは楽しいものだ。ぼくの1日の(実際は2時間程度だけど)”下妻物語”を書いてみようと思う。

秋葉原からつくばエクスプレスに乗って守谷駅へ。関鉄にのって、30分ほどで下妻駅につく。車窓から、なつかしい筑波山がときどき顔を出してくれる。そして、石下ちかくにくると、ぼくが良く飲んでいた”一人娘”の看板も。養女にして、ワイフの故郷の名酒”美少年”と一緒にさせようと思っていたが、昨年の不祥事で不良少年になってしまったので、もうあきらめた(笑)。





駅前の商店街は、どこの地方都市もそうだが、人影もまばらで、閉まっているお店も多い。やっと中華料理屋さんをみつけ、そこでぼくはラーメン、ワイフは焼きそばを頂いた。客はぼくらだけだったけど、結構、おいしかった。それに、お店に稀勢の里の写真をみつけ、うれしくなった。茨城県出身だから、こうゆうポスターに採用されるのだろう。ただ、飲酒運転禁止のポスターだった。ぼくが茨城県民の頃は、少しぐらいの酒なら平気で運転していたものだ、甘えた心だった(汗)。

店を出ると、近くのお寺に親鸞上人御手植えの菩提樹があった。そういえば、親鸞上人は流罪を終え、永く、常陸で布教活動をしている。下妻で3年間”小島の草庵”を結んでいる。稲田(笠間)に向かうときに植えたという。傍らに、しばしばここを訪れたという、長塚節の歌碑もたっている。”うつそみの人のためにと菩提樹をここに植えけむ人の尊とさ”長塚節は近くの石下で生まれた。生家記念館を訪ねたことがある。



そのお寺は、光明寺といったが、こんな掲示があった。


下妻神社では、感動的な巨樹に出会えた。大ケヤキで樹齢500年という。ケヤキは主幹の途中から箒のように支幹を何本も出すのが特徴だが、支幹そのものが、大木のように空に伸びている。そして、どの枝にも無数の若葉が力強く育っていた。根元回りは10メートルもあるような太さで、大きな空洞部もある。よく名木の空洞部に詰め込みをしているのを見かけるが、ぼくは好まない。自然のままに生き、自然のままに朽ちてゆくのが良いと思っている。





”下妻物語”をかたってくれそうな古い建造物を何軒もみつけ、うれしかった。






また、訪れる機会はあるだろうか。
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