気ままに

大船での気ままな生活日誌

フラワーセンター 天国と地獄

2011-10-13 18:48:46 | Weblog

そういえば、あの台風15号が襲来した日以来、フラワーセンターに行っていなかったっけ、と出掛けた。ぼくは、あの日の午前中、入園し、入場者一人という、フラワーセンター史上はじめての(たぶん)めったにない記録を打ち立てた。まだ風もなく雨もなく、嵐の前の静けさの中を歩いたのだが、花はむくげとか芙蓉とかが目立つ程度で、寂しい園内だったように記憶している。

だから、今回は、あの嵐の被害はどうだったかの偵察が主たる目的となった。”天国と地獄”というタイトルにしたけれど、お葬式と結婚式が重なったときには、前者を優先するように、ぼくも”地獄”の方から書くことにする。

地獄編。

メタセコイアの倒木。芍薬園の近くの古くからの木。化石植物がとうとう化石への道を歩むことになってしまった。根こそぎだから、復活は八幡さまの大銀杏(今年は新芽がほとんどなし)と同様、無理だろう。八幡さまの大銀杏はどの木にも迷惑をかけずに倒れたが、メタセコイアは二本の桜(寒緋桜だったと思う)の枝を折って倒れたようだ。桜は枝が剪定されていて、来年の春は咲かないだろう。そして、倒れてはいないが、塩害と思われる葉枯れが進んでいるけやきや銀杏など。これは今年の黄葉がみられないだけで済むから、”地獄”とはいえない。”半地獄”くらいだろう。

天国編 きばなこすもす畑は蝶やあぶや蜂の天国だった。

子供たちにとっても天国だった。

シモバシラは霜柱のような”冬の華”でぼくらを楽しませてくれるけど、秋にもこんなにも可愛い白い、雪のような花で楽しませてくれた。ぼくも天国に行ったような気持ちになった。二か所シモバシラ集落がありますが、もみじ山の方が見頃です。

 

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お会式 池上本門寺

2011-10-13 10:12:08 | Weblog

池上本門寺のお会式には一度は行きたいと思っていた。熊本から帰ってきた古女房と一緒に夜の万灯練り歩きを見に行った。聞きしに勝る、お祭りだった。蒲田駅からの池上線の電車が超満員。池上駅に着けば、そこも行く人、帰る人でごったがえしている。そして、駅前通りは、もういくつかの万灯とそれを先導する纏(まとい)が舞っている。掛け声と団扇太鼓、鉦と笛の音色。おおおっ、いきなり祭りモードに。

池上徳持会舘から本門寺までの約2キロにわたって百数十基、総勢約三千人もの万灯練り行列が池上の町を練り歩くというから、そのうちのいくつかだ。”滝ノ口”という文字が法被の背中にみえた。そして片瀬の字も。なななんという幸運。生まれてはじめてみた、お会式の万灯練り行列がわが鎌倉の滝口寺だ(本当のこというと、片瀬は藤沢市だけど鎌倉みたいなもの)。日蓮があわや処刑されるところだった、滝ノ口法難の地。がんばれ、滝ノ口!”秋の甲子園”のノリで応援した(汗)。しばらく後追いした。

そして、滝口寺を追いこして、人並みについていく。大通りに出ると、なななんと万灯が先の先まで続いているではないか。なんか順番を待っているようで、止まっている。さらに、先に行くとT字路になっていて、左に曲がると、その通りは両側に露店がずらりと並ぶ、池上本門寺へと続く参道だった。この参道に入るために両方角から練り歩いて来るのだ。ぼくらも参道を少し入ったところに陣地をとり応援した。新丸子のお寺、横浜のお寺とか、少しでも関係している(比較的近くに住んでいたとか)隊には大きな拍手を送った。おおおっ、堀の内妙法寺もきた。あそこの揚げ饅頭はおいしいのだ。ガンバレ妙法寺!高円寺の阿波踊りに負けるな(汗)。

纏いもちが華だろうか。だんじりでいえば大工方だ。江戸の火消しが参加したことから現在に続いている。みんな上手で、に組の長次(大川橋蔵がやっていたのだ)のように格好よかった。纏いもちはかわるがわるやる。だんじり娘みたいのが出てくることもある。子供も小さな纏いをじょうずに振っている。そうそう、紙で作った造花で飾られる、万灯の宝塔も曳くもののほか、秋田の竿燈のように、一人で持ち上げ、舞わせる式のもあり、これはまた、見事なものだった。こちらの方が”大工方”に相当するかもしれない。

宝塔は柔らかな紙でつくった造花で飾られている。10月13日は日蓮が亡くなった日に時ならぬ桜の花が咲いたという故事からそういう装飾になったそうだ。ご一生ごくろうさまでした、桜の花がおくってくれたのだ。だから、命日でも、華やかなお祭りがいいのだ。加えて、事実上の”中秋の名月”がお会式の行列を最後まで見届けていた。
こうして夜は更けていった。これから毎年来よう。特別参加で、子供用の纏いを振らせてもらおう。 えっ?足手纏い!。



 






中秋の満月もごマンエツでした。

蒲田駅もお祝いの献灯






 

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