気ままに

大船での気ままな生活日誌

川越 山崎美術館

2011-10-18 09:29:21 | Weblog

川越まつりで賑わう、蔵造りの町並みがうつくしい通りを歩いているとき、ふと山崎美術館の案内板が目に入った。橋本雅邦の作品が展示してあるという。雅邦といえば、狩野芳崖と並ぶ、明治期の近代日本画の創製に力をつくした方だ。まだ、山車も動いていない時間帯だったので、迷わず入った。

何故、川越に雅邦か。雅邦は川越生まれだった。それに、お父さんは、川越藩のお抱え絵師だった。なるほど、わかった。そして何故、山崎美術館に。山崎家四代山崎豊翁が雅邦の後援会”画宝会”を結成し、そのときに作品を譲り受けたとのこと。それが、今の美術館になったというわけ。なるほど。

秋季展覧会が川越まつりに合わせて開かれているのだ。屏風絵などの雅邦作品のほか、別室には山崎コレクションの浮世絵(鳥井清長、橋本周延、尾形月耕)などもみせてもらえる。そして、観賞を終えると、和菓子つきのお茶までいただける。ここは菓子つくりの場所だったんですよ、と係りの女性が教えてくれる。そういえば、お菓子の型なども、回りに展示してある。そういえば、隣りは、和菓子の老舗、亀屋だっけ。亀屋の山崎家か、ようやくつながった。

外のざわめきがうそのような、静かなひとときだった。

そういえば、と帰ってからワイフがいう。数年前の朝ドラ、川越が舞台だったよね、たしか老舗のお菓子屋さんの娘さんが主役だったよ。ネットで確認してみた。2009年の、多部未華子主演”つばさ”だった。出奔していた母が川越まつりの日に戻ってきた、とあった。これは、実話を元にしていないそうだから、亀屋とは関係ないが、イメージの中にはあっただろう。

亀屋




祭りのあとの川越も行ってみたいな。でも、今日は千葉方面に行くつもり(汗)

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする